VOL.48
「カカル先生」
4月6日、月曜日。
ドルチェ
「・・・」
この日は学校が始まる日。
そう、僕が留学して丁度1年なのです。
校長
「クドクドクド」
そして僕は今日から高校3年生。
ついでにこの前18歳になりました(笑
校長
「えー、では次に・・・」
今年は同人活動広めようとか
もっと身体を鍛えようとか
いろいろ考えていますが・・
カカル
「これから半年間3年4組を担当することになる・・」
3年生なんで進路のことも考えないといけないですね。
とにかく今年は去年以上に忙しくなると思います。
トゥルース
「ねぇ、ドル君」
ドルチェ
「あ、うん?」
トゥルース
「あの人が俺達の先生だって」
ドルチェ
「え?」
ドルチェは舞台に立っている
カカルに目を向けた。
ドルチェ
「ごめん^^;
なんだって?」
トゥルース
「だから・・
あのカカルっていう先生が
今年の僕たちの担任なんだってさ」
ドルチェ
「え・・マジで」
トゥルース
「なんとなく雰囲気が
ドル君と似ているような気がするけど」
ドルチェ
「えー、そうかな。
毛色が似てるだけじゃないの?」
トゥルース
「ううん・・」
っていうか・・
あの顔でスーツ着てる姿に
ギャップ感じすぎてしまった。
・
・
・
始業式が終わって
教室に戻るドルチェ達。
ガルウィンド
「まさかボク達の先生とは思わなかったね」
氷河
「もう一回みても全然先生ぽくなかったよな」
レオ
「知ってんの?
あの先生」
ガルウィンド
「学校始まる前に
部活行く途中で出くわしたんだけどさ」
氷河
「間近で見たら
あまりにも可愛すぎて
吹きそうになっちゃったぜ」
ガルウィンド
「本人は気にしてるか分からないけどね」
エマ
「それはともかく
今年はみんな同じクラスになれたわね」
トゥルース
「そうだね。
ガルに氷河、ドル君レオ君エマ・・」
レオ
「へへ・・今年は兄貴と一緒のクラス・・」
トゥルース
「今年もガルと同じクラスか・・
高校生活はずっと満喫できそう・・」
レオ
「ふ・・」
トゥルース
「ふふふ・・」
レオとトゥルースは
幸せそうに笑った。
エマ
「・・?;」
ガラガラガラ
ガルウィンド
「あ」
カカル
「・・・」
カカルがドアを開けてやってきた。
カカル
「・・・」
クラス一同、カカルの顔を一斉に直視した。
カカル
「号令お願いします」
「きりーつ」
「れい!」
「おはようございまーす!」
カカル
「おはようございます」
「ちゃくせき!」
カカル
「3年4組の皆さん、
改め、初めまして。
これから半年間このクラスを受け持つ
カカルと申します。
教員実習生の身ですが
どうぞよろしくお願いします(_ _」
ドルチェ
「・・・」
やっぱり分からないなぁ。
この人と僕・・どの辺が似てるんだろ?
カカル
「私のことを知りたい人がいたら
遠慮なく手を上げてくださいね^^」
トゥルース
「は、はい」
ガルウィンド
「お?」
トゥルースは
ドキドキしながら手を上げた。
カカル
「お、早速きたか・・
えっと君は・・」
トゥルース
「トゥルースです」
カカル
「トゥルース君ね^^」
ガルウィンド
「珍しいなぁ・・
トゥルースが手をあげるなんて」
カカル
「それでどういう質問なんだい?」
トゥルース
「あ、あの・・
せ・・先生って・・」
カカル
「ん〜?」
トゥルース
「失礼なんですけど・・
せ、先生って男ですか・・それとも女の人ですか?」
カカル
「性別?」
トゥルース
「あΣ
す、すみません・・」
ガルウィンド
「な〜るほど・・
質問したい気持ちは分からなくもないねw」
カカル
「あぁそうか。
一人称が私だし、
この顔じゃあどっちか分からないよね(笑
ズバリ、これでも男だよ〜」
トゥルース
「男ですか・・
あの、俺も・・男です」
カカル
「おぉ^^
一瞬女の子かと思ったよ〜」
トゥルース
「*==*
ありがとうございます」
トゥルースは胸に手を当てて喜んだ。
カカル
「あれ・・嬉しいんだ^^;」
無理もない。
カカルはトゥルースとは初対面、
彼のことをまだ知らないのだから。
レオ
「なぁトゥルース。
先生思いっきしスーツ着てんだから
一発で男だって分かんべよ」
ガルウィンド
「んー、それもそうかも」
トゥルース
「でもさぁレオ君。
もしかしたら男装しているのかもしれないし」
レオ
「はぁ?
何でわざわざ学校で男装しなきゃならないんだよ」
トゥルース
「それは・・」
氷河
「でも堂々と男のスーツ着てる女性って良いかも」
レオ
「そうなん?」
氷河
「オレなんて顔が女っぽいからね〜」
エマ
「でもいいわよねぇ〜
宝塚みたいで憧れちゃうわ」
カカル
「あの・・
何か話変わってるみたいだけど^^;
もう一度はっきり言うけど
私はれっきとした男だからね!」
レオ
「はい」
カカル
「あ、はいはい。
レオ君だったよね」
レオ
「先生って年いくつっすか?」
カカル
「年か。
一応21だよ〜」
・・・
誰もが突っ込みたかったであろう。
その顔で・・と。
クラス一同の心の声が聞こえた。
カカル
「さっきも言ったけど私は
教員実習生でねぇ。
今は大学とここをまたいでいるってわけさ」
ガラガラガラ
カカル
「ん?」
アルヴァン
「おっす」
アルヴァンが手を振りながら
気前良く教室に入ってきた。
アルヴァン
「話の方は進んでるか〜?」
カカル
「今質問受けてるところです^^;」
アルヴァン
「そうか〜
丁度今仕事片付いたところでさ。
来るのが遅くなっちまったぜ」
ドルチェ
「何で先生が?」
アルヴァン
「何でって・・白状な言い方だな(汗
これから半年は
このカカル先生がこのクラスの担任だから
俺はその間副担として受け持つからよろしくな」
ガルウィンド
「なんだ〜
それじゃ結局今年も先生なんですねw」
アルヴァン
「まぁな(笑」
カカル
「ですけど先生、
そういう話初めて聞いたんですが」
アルヴァン
「そりゃそうだ。
昨日決まったことなんだから」
カカル
「昨日!?」
アルヴァン
「こういうことは長年ここやってる俺が
みっちり指導しなきゃなんねーからなぁ。
はっきり言うと監視役ってヤツだ」
カカル
「監視ってそんなオーバーな」
アルヴァン
「最近はニュースでも
学校での問題とか事件とか多発しまくりだからな。
ま、お前に限ってそんなことはねぇと思うけど」
ドルチェ
「何か、重そうな話になってるし」
アルヴァン
「まーそういうことで
時々カカル先生の授業覗くことあるけど
決して危ないヤツじゃねーから
気にするなよ〜」
ガルウィンド
「ねぇ、カカル先生って科目なんだっけ」
トゥルース
「国語と美術だよ」
ガルウィンド
「教員実習生なのに
いきなり二つも科目掛け持ちするんだ〜」
トゥルース
「国語の方は
スラッシュ先生いなくなったし
仕方ないんじゃないかな」
ガルウィンド
「つまり
あの先生のポジションなんだ(笑
見てよ、あのアル先生の顔」
トゥルース
「え?」
ガルウィンド
「いかにも
退屈しなくてすみそうだぜって
顔してない?w」
トゥルース
「確かに・・」
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・
・
・
その頃。
フリックルは電話に出ていた。
フリックル
「はい、ライクバーンです」
ホコリ
[にゃはー]
フリックル
「おう、ホコリ」
ホコリ
[俺っち今日から学校なんだぜ!]
フリックル
「だろうなー
オレも今日からだけど(笑」
ホコリ
[でも最初だから
終わるの早かったぜ]
フリックル
「オレはもちょっとしたらバイトだけどな」
ホコリ
[バイトかー・・
そんじゃ今夜空いてねーのか]
フリックル
「空いてねぇって?」
ホコリ
[んっとな、今日は俺っちすっげー暇でさ・・
だから兄ちゃんと宴会でもしようかと思って♪]
フリックル
「宴会ぃ?」
ホコリ
[おう!
しかも俺っちが夕飯作ってやるぜ〜]
フリックル
「へぇ、そりゃ良いかもな」
ホコリ
[後、ドルとレオも誘うつもりなんだ〜]
フリックル
「おいおい、まさかあいつらに
酒飲ませるんじゃねぇだろうな」
ホコリ
[大丈夫〜
みせーねんはノンアルコールだ!]
フリックル
「ノンアルコールて・・
意味分かってる?」
ホコリ
[とにかく7時くらいからやるつもりだから
ぜってー来てくれよ!]
フリックル
「7時か・・ギリギリってとこだな。
若干遅れるかもしんねぇけど
それでも良い?」
ホコリ
[もち!
そんじゃ、楽しみにしてるぜ♪]
フリックル
「おう、後でなー」
ガチャ
電話を切った。
フリックル
「宴会か・・
そういや誕生日の日に
ビール飲んだっきりだったっけ・・
・・別にいいよな、
ビールじゃなくても」
・
・
・
・
・
6時を回り、
あたりもすっかり暗くなった。
しかしまだうっすらと青空が見えている。
カカル
「それじゃあ、今日はお疲れ様でした」
アルヴァン
「おう、ちょっと待てよ」
カカル
「はい」
アルヴァン
「お前この後暇だろ」
カカル
「そうですね」
アルヴァン
「んじゃあお前んとこで
宴会でもやるか」
カカル
「宴会?」
そのとき、一瞬
カカルの眼がキラリと光った。
カカル
「でもいいんですか?
お酒なんて」
アルヴァン
「別に飲みすぎなきゃいいんだ。
学校で飲むわけでもねぇし」
カカル
「それなら・・」
アルヴァン
「ん?」
カカル
「あぁ、こっちの話です^^;
それじゃあ今夜楽しみにしてますね♪」
アルヴァン
「おう」
・
・
・
・
・
その後、日が暮れた頃。
アルヴァン
「この辺だったっけかな・・」
アルヴァンはカカルの住むマンションに着いた。
アルヴァン
「あれ、ここって確か・・」
ドルチェ
「あれ、先生」
アルヴァン
「うお、お前ら」
後ろからドルチェとフリックルが話しかけてきた。
フリックル
「うわー、偶然」
アルヴァン
「何がうわーだ。
久しぶりじゃねぇか」
ドルチェ
「こんなところで何やってんですか?」
アルヴァン
「これから同僚と宴会をな」
フリックル
「へぇ、オレらもそうだし」
アルヴァン
「あれ、お前ってもう20過ぎてたっけ」
フリックル
「何言ってんすか今更;」
ドルチェ
「僕らも丁度ホコリン家で
パーティーやるつもりだったんですよ」
アルヴァン
「ホコリン・・
あぁ!思い出した!
ここ中渕も住んでんだったっけ」
フリックル
「え、どういうこと?」
・
・
・
・
・
アルヴァン
「まさかカカルと中渕が隣同士だったとはな(笑」
カカル
「今日は良い夜になりそうですね〜」
フリックル
「なぁ、誰だよこいつ」
ホコリ
「こーみえてもな、
先生なんだぜ」
フリックル
「うそぉΣ」
カカル
「おぉ?
見かけない顔だねぇ。
子供はジュースだぞ〜」
フリックル
「そういうあんたこそ
ジュースじゃねぇの?」
カカル
「ふふん、こう見えても
立派な21歳なのさっ」
フリックル
「オレだって20・・
ってオレより上かよΣ」
カカル
「ほれほれ、僕の靴を舐めろ〜年下〜」
フリックル
「わっけわからん!」
レオ
「先生・・もう酔ってんのかよ」
ホコリ
「えー今日は・・あ」
アルヴァン
「えー今日は・・あ」
ホコリ
「あ、ごめんせんせー^^;」
アルヴァン
「や、ここは俺ん家じゃねぇし、
お前に任せるわ」
ホコリ
「おー、そんじゃ改めてー!
今日は集まってくれてありがとう!
何か大げさだけど
今日は楽しんでいこうぜ!
それじゃー皆でいっせーに・・」
「乾杯!」
それぞれのグラスの音が響いた。
ホコリ
「ゴクゴクゴク・・にゃは〜´w`」
ホコリはグラスに注がれた
カシスソーダを一気飲みした。
ゴー
「ホコリー、それ何て飲み物だ?」
ホコリ
「カシスソーダ!」
フリックル
「ってお前それもろ酒じゃねーか」
ホコリ
「そーなのか?
先生が作ってくれたんだぜ」
アルヴァン
「大丈夫だよ、アルコール抜いてあるから」
ゴー
「なーなー、オレにも飲ませてくれよ><」
アルヴァン
「あーわかったわかった
引っ張るな;」
フリックル
「まんまホコリだなありゃ」
ホコリ
「何でだ?
俺っちあんなんじゃねーぞ」
フリックル
「少なくとも昔は・・」
ドルチェ
「ホコリンて
昔はあーだったんですか」
フリックル
「みたいよ?
高校んときしか知らねぇけど」
ドルチェ
「けどすっごい分かる(笑」
ゴー
「なーなー、何の話してたんだ!?」
ホコリ
「にゃ?
お前の将来の話だぜ」
ゴー
「おー、オレすげー期待されてるんだ!」
ホコリ
「そうじゃなくて・・
まぁその元気がありゃ期待しても良いかもな」
ゴー
「うん、オレがんばる><」
ドルチェ
「やっぱりホコリンだ・・」
フリックル
「だろ?」
レオ
「っていうかアル先生に聞いた方が
早いんじゃ・・」
・
・
・
カカル
「〜〜♪」
グラスになみなみとビールを注ぐカカル。
レオ
「先生・・飲みすぎじゃない?」
カカル
「全然よゆ〜♪
ほらほら、レオ君も一気しないと〜」
レオ
「ちょ;」
無理やりビールの入ったグラスを
勧められるレオ。
ドルチェ
「せんせー
一応レオ高校生ですよ^^;」
カカル
「あーそうだったっけ。
まぁいいんじゃない今日くらいw」
ホコリ
「よくねーよ。
飲みすぎじゃねーの?」
カカル
「ん?
まだまだ余裕だよ〜」
喋りながらグラスにビールを注ぐカカル。
カカル
「あれ・・もうビールなくなっちゃった」
アルヴァン
「言っとくけどそれで最後だぞ」
カカル
「え〜」
フリックル
「っつーかその顔で
どんだけ飲んでんだよ」
ホコリ
「兄ちゃんも人のこと言えないじゃん」
フリックル
「オレは最初の一杯だけだ。
明日も学校あるし・・」
レオ
「そうだよ先生。
明日も学校あるのにそんなに飲んじゃって・・」
カカル
「だってこういう宴会好きでさ〜
ついつい飲みまくっちゃうんだよね♪」
レオ
「は・・はぁ」
アルヴァン
「つーかお前
その喋り方の時点でもう酔っ払ってんの
丸見えじゃねぇか」
カカル
「え、そーすか?
これがホントのボクなんですよ〜」
アルヴァン
「ホントかよ・・」
カカル
「さぁさぁ、まだまだ夜はこれからですよ〜
もっと盛り上げていきましょう!」
フリックル
「一人だけハイになってるぜおい」
ホコリ
「いーなー
俺っちもあれくらい元気が欲しいな」
フリックル
「お前元気ありすぎだろ^^;」
ゴー
「すーすー」
気持ちよさそうに眠っているゴー。
ホコリ
「そういやゴーのヤツ
寝ちまってたんだな」
ドルチェ
「無理もないよ」
カカル
「ん?」
ホコリ
「なーカカル、
ゴーを起こしちゃ悪いからさ、
そろそろお開きにしねーか?」
カカル
「んー、そう?
まぁ仕方ないか」
・
・
ドルチェ
「今日は誘ってくれてありがとう〜」
ホコリ
「にゃ、たまにはこーいう機会も
いーもんだな♪」
アルヴァン
「明日遅刻すんなよ」
カカル
「わかってますよ〜♪」
フリックル
「そんじゃまたな」
ホコリ
「おー、またなー!」
アルヴァン達はホコリ・カカルと別れ、
暗い夜道の中に消えていった。
ホコリ
「にゃー・・」
ホコリは牙をむき出し
大きいあくびをした。
カカル
「ん、大丈夫?」
ホコリ
「んー、俺っちもちょっと眠いかも・・」
カカル
「無理もないよ、
あんだけ騒がしかったんだしね」
ホコリ
「そーだよ、
カカルは元気だな」
カカル
「これくらい元気じゃないとね、
この先やっていけないもの」
ホコリ
「にゃ?」
カカル
「一人で飲むのもいいけど・・
たまにはいろんな人と
ドンチャン騒ぎすると気が晴れるね」
ホコリ
「カカル?」
カカルはたそがれるように
満月を見つめていた。
ホコリ
「おー、今日は満月か」
カカル
「・・・」
ホコリ
「にゃ?」
カカル
「ぶっちゃけるとね・・ボク・・
ああいう宴会とかするの初めてだったんだ」
ホコリ
「へー、
初めて人と酒を飲んだってことか?」
カカル
「んーそれもあるんだけどね」
ホコリ
「よくわかんねーけど・・
少なくとも俺っちはカカルのこと
すげー良いヤツだと思ってるぜ」
カカル
「はは、ありがとう^^」
ホコリ
「まー顔可愛すぎなのは
俺っちも驚いちゃったけどなっ」
カカル
「世の中にはボクみたいな人もいるってことさ」
ホコリ
「っていうか・・それがホントーのカカルか?」
カカル
「んー・・どうかな」
ホコリ
「なんだそりゃ」
カカル
「まーこんなボクだけど
これからもよろしくね」
カカルは手を差し出した。
ホコリ
「・・・お、おー
よろしくな」
ホコリとカカルは握手を交わした。
そのときのカカルの表情は
最高に満足していた。
・
・
・
・
・
・
翌朝。
ドンドンドン
カカルの部屋のドアを叩くゴー。
ゴー
「せんせー!」
ホコリ
「やっぱいねーんだよ。
先生だから早いんだな」
ゴー
「そうかー・・
一緒に朝ご飯食べようと思ったのに」
ホコリ
「まー、朝飯はまた今度にして
今日は二人で食べようぜ」
ゴー
「わん!」
一方その頃。
カカル
「キュゥ・・キュゥ・・」
妙な鳴き声をあげながら
安らかに眠っているカカル。
カカル
「キュゥゥゥゥ・・」
布団に横たわっているその姿は
人というより小動物だった。
・・むしろ姿かたちが小動物だった。
カカル
「キュゥン♪」
終わり。
=戻る