09/5/31
第35回
「マイトとマテライト」






ホコリ
「にゃ」


フリックル
「おう」


ホコリ
「今日もブレストにゃは〜
いってみようぜっ」


フリックル
「おっけ〜い。

ちなみにドルはどうしたよ」


ホコリ
「ドルはテスト勉強があるから
今日は無理だってさ」


フリックル
「あいつも受験生だもんな。
ってオレらも学生だよな(笑」


ホコリ
「もっとがくせーとして
お互い自覚持たねーとな」


フリックル
「分かってるよ。
お前からそんなこと言われるとは
思わなかったけど」


ホコリ
「人間だからな」


フリックル
「はは・・お前段々キャラが変わってきたな」


ホコリ
「もーすぐ大人になるし
その自覚も踏まえてだな」


フリックル
「精進するよ」


ホコリ
「おうっ」


フリックル
「それじゃあ話を続けようぜ」


ホコリ
「今日はゲストが来ているぜ!」


マイト
「こんばんは」


マテライト
「どもっす」


ホコリ
「ではでは、お二人とも自己紹介をどうぞ^^」


マテライト
「え、今更?」


ホコリ
「だって始めての人もいるだろーし
二人のこと知らない人多いと思うぞ!」


マテライト
「そりゃそうだけど」


マイト
「まぁ良いじゃないですか。
僕は自身をアピールするのは好きですし」


フリックル
「それって自慢話の間違いじゃ」


マイト
「なに?」


フリックル
「いや・・・」


目をそらすフリックル。

ホコリ
「というわけで自己紹介!
簡単でいーからな^^」


マテライト
「分かったよ。

んと、大学生のマテライトっす」


マイト
「大学院生のマイトです。
よろしくお願いします(_ _」


ホコリ
「マイト兄ちゃんは
とーだい卒業したんだよな!」


マイト
「えぇ、おかげさまで今年の3月に^^
それで今は大学院やってます」


フリックル
「相変わらずすげぇよな・・兄ちゃんは」


マイト
「フリックルだって最近
勉強がんばってるらしいじゃないか」


フリックル
「そりゃまあ・・学生だし」


マテライト
「あぁ、もうハンパなことはできねぇしな」


マイト
「というと
ここにいる4人は
全員学生ということになりますね」


ホコリ
「知ってるヤツじゃ
タカマルとミルファ姉ちゃん以外は
全員そーだけどな」


フリックル
「中には義務教育受けてるのもいるし」


マテライト
「古いな」


ホコリ
「古いって?」


マテライト
「もう遠い昔の流行語に思えるぜ・・
義務教育なんていう言葉は」


フリックル
「6年前の話だからなぁ」


マイト
「過去は過去、今は今ですよ」


ホコリ
「兄ちゃんの言うとおりだな^^」


マイト
「ところでマテライト君は今何年生でしたっけ」


マテライト
「3年っす」


マイト
「あれ、4年生じゃないんですか?」


マテライト
「本当は・・ね」


マイト
「え?」


フリックル
「知らなかったの?
マテ兄って1年留年してんだぜ」


マテライト
「あぁ(苦笑」


マイト
「それは知らなかったですね」


マテライト
「いちいち言う必要ないじゃないっすか」


ホコリ
「そーいやマテ兄ちゃん
今年も3ねんせーやるんだなって思ってたけど
留年してたからか!」


マテライト
「単に落第しちまっただけだよ」


フリックル
「そう簡単には変わらないってことか・・」


マテライト
「いや、俺が落第したのは
高校んときな。
妹は1個下だし
丁度二人で卒業したから
一緒に東京で暮らし始めたのさ」


ホコリ
「へー、知らなかった」


マテライト
「だから今年も3年ってのは誤解だからな」


フリックル
「そうそう、ホコリはたまに
変に誤解振ることがあるし」


ホコリ
「ご、ごめんなさい」


マイト
「勘違いは誰にでもあることですから」


マテライト
「誤解から来る被害妄想とかは
ちょっとウザいけどな」


フリックル
「あぁ、たまーにあるよな。
難しく考えないでもちょろっと
心広くして受け止めようぜってヤツ」


ホコリ
「そー、それそれ!」


フリックル
「お前が言うと変に説得力あるな」


ホコリ
「にゃはは〜

でも俺っちよりも
マイト兄ちゃんやマテ兄ちゃんがすげー
変わったと思うんだけどな」


マテライト
「は?」


マイト
「なんでですか?」


ホコリ
「マテ兄ちゃんは静かで心が大人になったって感じだし、

マイト兄ちゃんはじゅーなんせーが良くなったっぽいし」


マテライト
「そ。。」


マイト
「そうかな・・ねぇマテライト君」


マテライト
「どうかなぁ・・;」


フリックル
「言われてみりゃ
マテ兄は元々チャラチャラしていて
ナンパ好きだったのに急に人が変わったように・・」


マイト
「そういえばそうでしたね。
2年前はそんな感じじゃなかったし」


マテライト
「いろいろあったんすよ、いろいろね」


フリックル
「そんでマイト兄ちゃんは
交流する余裕全然ないぜって感じだったけど
最近そういうゆとりを持てるようになって
気持ち柔らかくなったような気がするぜ」


マイト
「そ、そう見えますか?」


マテライト
「俺はなんとなくそう見える・・」


フリックル
「けどホコリも変わったぜ〜

勉強熱心になった、
他人に対する心遣いが良くなった、
言葉遣いはともかく
真面目になったと思うよ」


ホコリ
「た、確かに勉強は好きになったけどな」


マイト
「そうですね。
2年前はあれだけギャーギャー喚いていたホコリ君も
今ではこんな立派になったんですから」


マテライト
「あぁ。
同じ学校通ってて
こいつが勉強してるのよく分かるし」


ホコリ
「そ、そーか」


フリックル
「結局自慢話になっちゃったな」


マテライト
「お前が振ったんじゃねぇか」


フリックル
「いけね(笑」


ホコリ
「っていうかリック兄ちゃんも
結構変わったんじゃねーか?」


フリックル
「え?」


マテライト
「そうか?
俺は別にそうは感じないけど」


ホコリ
「なんていうのかなー、
かてーてきっていうか」


マイト
「家庭的なのは前々からですよ?」


マテライト
「こいつこの顔で
家庭科オール5だったらしいからな」


フリックル
「顔は関係ねーべよ」


ホコリ
「そんじゃー性格かな」


マテライト
「や、性格も変わってないだろ。
こいつ、知り合ったときからこうだぜ」


マイト
「そうですね。
やんちゃで元気いっぱいで行動的・・
今もそう感じます」


フリックル
「な、何だよそれ」


ホコリ
「それじゃあ車の免許もってからかな?」


マテライト
「でもこいつ、
元々バイクの免許取るつもりが
間違えて自動車の免許取っちまったからな」


フリックル
「あ、あれは
登録のとき記入欄間違えたから・・」


マイト
「おっちょこちょいなところも
変わりませんね」


フリックル
「うぐ」


ホコリ
「でも結果的に
バイクも車もどっちも持ってんだから
結果オーライじゃねーか!」


フリックル
「そ、そうだよ」


マイト
「そうやって大雑把に解決しようとするところも
昔から変わりませんね」


フリックル
「・・・
結局お前らは
オレに何が言いたいの?」


ホコリ
「変わってなくて安心したってこと!」


フリックル
「は?」


マテライト
「まぁな。
イメチェンもそう楽じゃねぇだろうし
リックみたいな奴だったら
無理に変えようとしない方が良いかもな」


マイト
「そうですね」


ホコリ
「結局は自分は自分でいるのが一番だぜ^^」


フリックル
「何か引っかかるなぁ・・」


マイト
「それに車とバイクを間違えた割りに
運伝技術は驚愕するところがありますよ」


フリックル
「それはちょっと言いすぎじゃない?」


マイト
「いえ、少なくとも・・ね」


フリックル
「あぁ、そっちの基準か」


ホコリ
「にゃ?」


マイト
「ふぅ・・いい加減
彼女にももうちょっと女性らしいところを持ってほしいです」


ホコリ
「兄ちゃんが愚痴をこぼすなんて
珍しいな」


マイト
「まぁこれ以上は言うつもりありませんけどね」


ホコリ
「そんじゃあ、今日はここまでか?」


フリックル
「何か今日、
ちょっとマジでしんみりした話になっちまった」


ホコリ
「そーいうのもアリだと思うけどな〜
俺っち達学生だし」


フリックル
「これらでさえぐだぐだだけど
共感ちょっとでも持ってくれれば・・なぁ」


ホコリ
「その辺は深く気にしないでおこーぜ。
もっと広い心で受け止めねーと」


フリックル
「うん。
やっぱお前変わったぜ」


ホコリ
「ありがとなっ。

それじゃあ今日のところはここまで!
また会おうぜ!」



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