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第51回
「禁断症状をぶっ飛ばせ」






ドルチェ
「にゃっはー><」


フリックル
「にゃーにゃー(==」


ドルチェ
「こんっばんは!
今日も元気にブレストにゃは〜いってみよう!」


フリックル
「おーってお前今日はやけに元気じゃん?」


ドルチェ
「試験が終わったんですよ、試験が」


フリックル
「試験?
年を越す前に終わったって言ってなかった?」


ドルチェ
「あのときはちょっと逃げてました」


フリックル
「逃げてた?」


ドルチェ
「でももう大丈夫!
僕、吹っ切れましたから」


フリックル
「あ・・そうなの」


ドルチェ
「はい、ご心配おかけしました(_ _」


フリックル
「い、いえいえ」


ドルチェ
「それじゃあ、早速今日のゲスト紹介しましょう」


フリックル
「・・・」


ドルチェ
「マイトさんとコタローさんです〜」


マイト
「こんばんは」


コタロー
「こんばんはっス!」


ドルチェ
「コタロー君は相変わらず元気ですね」


コタロー
「元気だけがとりえっスから!
・・っていうのも最近自信なくなったっス」


フリックル
「どうしたの?」


コタロー
「最近勉強しまくってるせいで
部活休みがちっス・・」


ドルチェ
「そうなんだ」


コタロー
「この前のテストでとうとう
一つも赤点取らなかったんスけどね、
なんかこう、ものすごく
体力が落ちた気がして・・」


ドルチェ
「へぇ、よっぽどだったんだね」


マイト
「まぁでも良かったじゃないですか。
成果はあったんだから。
そろそろ部活に戻ってはどうです?」


コタロー
「そうっスかね。
オイラ来年受験生だから
ちょっと不安っス」


フリックル
「あぁそうか。
お前来年3年生だっけ」


コタロー
「そうっス」


ドルチェ
「しょうゆー
そうかそうか、君ももうすぐ義務教育を卒業するわけね」


マイト
「ふ、懐かしい言葉ですね」


フリックル
「ふってあんた」


マイト
「そして僕の教え子も
もうすぐ義務教育を脱するわけですね。
勇ましいことです」


ドルチェ
「教え子ってなんですか?」


マイト
「彼です」


フリックル
「え、兄ちゃんって大学生じゃなかったっけ」


マイト
「大学院生ですよ」


コタロー
「オイラ、この人に
家庭教師として来てもらってるんスよ」


フリックル
「マジで・・
兄ちゃん進歩したじゃん」


マイト
「うるさい」


ドルチェ
「進歩したって?」


フリックル
「兄ちゃん頭は良いけど
人に教えるの下手くそでさ(笑
オレも初めて教えてもらったときは
散々な目にあったぜ・・」


マイト
「昔の話じゃないか・・」


コタロー
「全然そんなことないっスよ?
確かに最初はちょっと怖い印象あったけど」


フリックル
「だろ?」


コタロー
「でも先生とは結構気が合うんスよね(笑
勉強以外のことでも」


マイト
「まあね・・
あまり人前で言うようなことでもないけど」


ドルチェ
「いいなぁ、
家庭教師と生徒の親密な関係」


フリックル
「親密ってあのね・・」


マイト
「そんな大層な事じゃあありませんけど、
一緒に買い物とか行ったりはしますね」


ドルチェ
「ほら、やっぱり親密な関係じゃないですか」


フリックル
「あのな、親密って言い方が度を越えてんだよ」


コタロー
「あの・・親密って具体的にはどういう意味なんスか?」


マイト
「ゴホン!
特に彼はファッションに詳しいので、
よくアパレルショップに付き合ってもらったりしてるんですよ」


フリックル
「へぇ、年齢差10近くあるのに大丈夫なの?」


マイト
「むしろ、僕がファッションに疎いですからね・・
メガネなら詳しいんですけど」


コタロー
「あ、あの・・」


フリックル
「兄ちゃんメガネ好きだもんなぁ。
前々から集めるの趣味だったんだっけ?」


マイト
「そうですよ」


フリックル
「いいねぇ、オレは似合わないな・・」


ドルチェ
「えー、意外と似合うかもですよ?
レンズとフレームが大きいのじゃなくて、
ただ乗せるだけのような
ちっちゃいメガネとか・・」


フリックル
「ううん、それも似合わないような気がする」


ドルチェ
「それじゃあ、コンタクトとかしないんですか?」


フリックル
「別にオレは視力が低いわけじゃないし」


マイト
「昔は黒目だけだったのに
今ではすっかり白目も目立つようになりましたよね」


フリックル
「それかな、オレがイメチェンしたきっかけってのは」


コタロー
「黒目だけていうっと、ヨイチみたいに?」


フリックル
「うん、昔は黒目だけだったんだよ・・
それが急に白目も目立つようになってさ」


ドルチェ
「なるほど」


フリックル
「まぁ、転機ってやつかな」


ドルチェ
「そう言われると、
僕もずいぶんとイメチェンしたかもですw」


フリックル
「お前の場合・・
形状そのものが変わったんじゃねぇの?」


ドルチェ
「ですかねw」


フリックル
「そうだよ。
最初に会ったとき、そんな男らしくなかったもん」


ドルチェ
「なんだろう、度々僕の姿がアップデートされてるのかな」


コタロー
「え、どういう意味っスか」


マイト
「冗談ですよ、これは」


コタロー
「わ、わからない・・」


ドルチェ
「コタロー君もそろそろアップデートの時期じゃないの?」


コタロー
「えっと・・」


マイト
「成長期って意味でしょう」


ドルチェ
「それです!」


コタロー
「な、なんとなく理解できたかも・・」


フリックル
「そうか・・14か5くらいって
成長期だしな。
そういや・・お前ちょっと声低くなってない?」


コタロー
「え、そうっスか?」


フリックル
「うん、自分じゃ気づかないだろうけど」


コタロー
「あーあー・・」


ドルチェ
「コタロー君って
ナルトに声そっくりだから、
声変わりしたら誰になるか楽しみだねw」


フリックル
「アニメかい」


ドルチェ
「そりゃあアニメ好きだからw」


マイト
「アニメはあまり知らないです・・」


ドルチェ
「さて、今年はどんなアニメやるかなぁ。
そろそろ春の新作アニメの発表あるから
チェックしないと・・」


フリックル
「お前・・」


ドルチェ
「あ、大丈夫ですよ。
ちゃんと自覚してますから^^」


マイト
「えっと、センター試験受けたんですか?」


ドルチェ
「はい、弟とそろって」


コタロー
「大学ってセンター試験っていうのと
それぞれの大学の試験の2回受けないといけないって聞いたから、
よっぽど大変なんスよね・・」


マイト
「んん、東大の入試受けたあの頃が懐かしいですね・・」


フリックル
「久しぶりに聞いたぜ、兄ちゃんから東大っていう言葉」


マイト
「そうですか?
あの時は勉強だけが生きがいでしたからね。
今も大半はそうですけど」


コタロー
「凄いよなぁ・・勉強が好きな人って」


マイト
「まぁ、君も
テストで赤点を取らないっていうノルマは達成したんですから、
次はいずれかで100点取れるように頑張ってみてはどうです?」


コタロー
「体育で100点なら自信あるけど^^;」


ドルチェ
「君が水泳したい気持ちすっごい分かるよ。
僕もずいぶん長いこと
カラオケ断ちしたもんだからねぇ」


フリックル
「水泳とカラオケは違うんじゃねぇの?」


ドルチェ
「んなことないっすよ!!
カラオケだって水泳だってバスケットだって
何だって禁断症状があるってもんですから・・」


マイト
「何でバスケットという言葉が出てきたんですか?」


ドルチェ
「つい最近スラムダンク読んでたからです」


フリックル
「おい」


ドルチェ
「息抜きですよ、息抜き。
まぁ、今回センター試験が終わって
次に月末にある狙ってる大学の試験が終われば
本当にお疲れ様状態になりますね」


コタロー
「な、なるほど・・っス」


ドルチェ
「だから君の気持ちは分かるけど、
我慢しないといけない時期もあるもんだ・・」


コタロー
「うぅ・・お、オイラ頑張るっス」


ドルチェ
「てなわけだから、
今日はここまでにしましょう」


フリックル
「ふぅ、今年も
相変わらずこのペースなのな」


ドルチェ
「ここじゃぐだぐだしてなんぼですからw」


フリックル
「はいはい。
んじゃ、また次回」


コタロー
「お、お疲れ様っス」


マイト
「お疲れ様です」


ドルチェ
「みんな、また会おうぜ!」



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