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第53回
「4年目」
ホコリ
「ブレストにゃは〜!」
ドルチェ
「にゃはw」
ホコリ
「いきなりだけど、
今日でブレストにゃは〜は2周年なんだぜ!」
ドルチェ
「おーおめでとう!」
ホコリ
「それにしても、何か久しぶりって感じが
しねーか?」
ドルチェ
「え?
ついこの前やったばかりじゃないか」
ホコリ
「そだっけ」
ドルチェ
「やだなぁホコリん
飲みすぎじゃない?」
ホコリ
「うにゃ・・そんなに飲んだつもりねーんだけど」
ドルチェ
「まあとにかく
今日から3年目に突入ってことで
気を引き締めて頑張っていこうよ」
ホコリ
「お、おー!
ところでドルは高校卒業してどうなったんだ?」
ドルチェ
「あれから兄弟そろって
大学生になりましたよ〜」
ホコリ
「じゃー俺っちの後輩だな!」
ドルチェ
「大学は違うけどネ」
ホコリ
「何系だ?」
ドルチェ
「美術系だよ」
ホコリ
「兄弟そろって芸術家になるのか」
ドルチェ
「そうじゃなくて、同じ大学でも
何科っていろいろあるんだ。
僕は美術科で、レオはIT科入ったんだよ」
ホコリ
「ITって何だっけ」
ドルチェ
「インフォメーション・テクノロジー」
ホコリ
「へぇ、詳しーんだな」
ドルチェ
「多分、誰でもIをインターネットの略って
最初は思うんだろうな」
ホコリ
「うん、俺っちもそう思ったぜ」
ドルチェ
「w」
ホコリ
「にしてもドルさ」
ドルチェ
「ん?」
ホコリ
「また一段とカッコ良くなったな」
ドルチェ
「ん、そう見える?
これでも鍛えてるからね」
ホコリ
「ただ鍛えてるだけじゃ
そんなにカッコ良くはならねーだろ」
ドルチェ
「オシャレにも多少は気遣ってるからね〜」
ホコリ
「オシャレってーと
渋谷とか原宿とかか?」
ドルチェ
「それもそうだけど、
吉祥寺だってパルコとかいろいろあるじゃん」
ホコリ
「俺っち服装とかあんまわかんねーからな・・
パルコも何か高そうなイメージあるし」
ドルチェ
「そうでもないけど・・」
ホコリ
「それに俺っちは今は服より
小物の方が興味あるかも」
ドルチェ
「小物?アクセサリー?」
ホコリ
「それそれ。
前にトゥルースがな、こういうの集めてるって
いろいろ見せてくれたんだぜ」
ドルチェ
「うんうん」
ホコリ
「それがな、全部銀色なんだ。
すげーまぶしかった」
ドルチェ
「あぁ、シルバーアクセサリーだね」
ホコリ
「そのまんまだな」
ドルチェ
「でもあれって似合う人は凄く似合うよねぇ。
前に彼が銀のロザリオ首にかけてたときは
思わずドキっとしちゃったくらいだ」
ホコリ
「ロザリオってなんだ?」
ドルチェ
「十字架をかたどったネックレスだよ」
ホコリ
「そうなのかー。
確かグラヴィオンの主題歌のタイトルがそれっぽかったような」
ドルチェ
「それは嘆きのロザリオだよ」
ホコリ
「それそれ」
ドルチェ
「とにかくトゥルースって見た目が狼っぽいから、
銀が良く似合ってるよねぇ」
ホコリ
「でも元々狼って銀が似合うんじゃなくて、弱かったんじゃねーか?」
ドルチェ
「あれ、そだっけ」
ホコリ
「うん、そういう伝説があるって
ダンナが言ってた」
ドルチェ
「でも僕、例の銀のロザリオ触ったけど
別になんともなかったけどなぁ」
ホコリ
「ドルはフェンリルだから関係ねーだろ」
ドルチェ
「コラ、フェンリルも狼だって。
氷属性の」
ホコリ
「そだっけ?」
ドルチェ
「まあ母親の血も引いてるからかもしれないけどさ」
ホコリ
「でもさ、実際金属アレルギーの人っているもんな」
ドルチェ
「そうだねぇ・・
後、金属じゃないけど
毛糸のマフラーが身につけられない人とかね」
ホコリ
「毛糸?」
ドルチェ
「ん、肌に合わない人は
首に巻くだけでかぶれちゃうみたいだし」
ホコリ
「そりゃきついな・・」
ドルチェ
「食べ物でもそうだよね。
前にキスして亡くなった女性の話とか」
ホコリ
「なんだそれ?」
ドルチェ
「有名な話だよ。
ピーナッツアレルギーを持った女性が、
ピーナッツを食べた男性とキスをしたために
アレルギー症状が瞬間的に反応して、
ショック死したんだとさ」
ホコリ
「そ、それってすげー怖いな;」
ドルチェ
「うん・・」
ホコリ
「でもやだなぁ。
実は何かアレルギー持ってたりとかだったら」
ドルチェ
「まあ、僕らは多分大丈夫だと思うけどね」
ホコリ
「そういや最近鼻がむずむずするんだけどさ、
これって鼻アレルギーかな」
ドルチェ
「それ・・ただの花粉症じゃない?」
ホコリ
「あ、そうだっけ」
ドルチェ
「あるいはハウスダストにやられたとか」
ホコリ
「俺っちこう見えても部屋はちゃんと掃除してるぜ」
ドルチェ
「っていうかさ、
ホコリって名前が何か皮肉に感じるんだけどw」
ホコリ
「あのなー;
俺っちのホコリは誇らしい意味のホコリで、
溜まる方のホコリじゃねーぞ」
ドルチェ
「わかってるわかってるw」
ホコリ
「昔それでからかわれ続けたことがあったから、
結構気にしてるんだぜ・・」
ドルチェ
「ごめんごめん^^;」
ホコリ
「にゃはあ・・」
ドルチェ
「ん?」
ホコリ
「昔を思い出したら、何だか切なくなっちゃったんだぜ」
ドルチェ
「それはそれは・・」
ホコリ
「俺っち二十歳なんだなー」
ドルチェ
「僕もいずれは20になるさ」
ホコリ
「そしたら一緒にお酒飲めるな」
ドルチェ
「そうだねぇ。
っていうかやっぱりホコリん飲みすぎた?」
ホコリ
「違うって。
でも日本酒は結構美味しいと思ったぞ」
ドルチェ
「渋いとこ目をつけたね」
ホコリ
「ビールとかは飲めねーけどな」
ドルチェ
「そうなんだ」
ホコリ
「あれって一気飲みするから美味いってダンナが言ってたけど、
俺っちは一気飲みしてもあんま美味くは感じなかったぜ」
ドルチェ
「まあ、ビールは人を選ぶからねぇ・・
っていうかどのお酒でもそうだけど」
ホコリ
「だけど日本酒は美味かった。
また飲みたいぜ!」
ドルチェ
「好きなお酒はとことん飲みたいのね」
ホコリ
「でも飲み過ぎないとな。
俺っち酔っ払うの怖いから」
ドルチェ
「そだね、お酒って飲むと止まらないみたいだから」
ホコリ
「それに毎年ニュースでもやってるけどさ、
成人式あるじゃん?」
ドルチェ
「うん」
ホコリ
「成人式でお酒飲みまくって暴れて捕まったヤツとか
少なくないらしーからな」
ドルチェ
「はっちゃけ過ぎたというか・・」
ホコリ
「あれ見るとやっぱ飲みすぎるの怖くてさ。
だから、せいぜい週に1回くらいにしとこーかなって」
ドルチェ
「いいじゃん。
それくらいのペースだったら飲みすぎとは言わないよ」
ホコリ
「うん」
ドルチェ
「まあカカル先生みたいな例外もあるけどね」
ホコリ
「あれは異常を通り越してるよな」
ドルチェ
「だって、未成年の僕にも酒を勧めたことあるんだよ。
なかなかいないよ、そんな教師」
ホコリ
「でも先生らしいっちゃあらしいけどな」
ドルチェ
「ね、あの先生相変わらずなんでしょ?」
ホコリ
「そーだなー。
週に1回は必ず俺っちとこやってきて
ダンナと酒交わしてるんだぜ。
俺っちは途中で寝ちゃうんだけどさ、
それからも二人の笑い声が響いてんだ」
ドルチェ
「へぇ・・」
ホコリ
「んでさ、あるとき度が過ぎたことあってさ、
ゴーの親がクレームつけてきたことあるんだ」
ドルチェ
「ゴーってお隣の?」
ホコリ
「うん、俺っちの右隣の家の子供だぜ」
ドルチェ
「やっぱりそうか」
ホコリ
「んでな、さすがに五月蠅かったのか
文句言ってきたことあってさ、
それからはドンチャン騒ぎは控えてんだぜ」
ドルチェ
「何か想像つくなー^^;」
ホコリ
「ダンナがペコペコ謝ってるとこ見たの
久しぶりだぜ・・」
ドルチェ
「やっぱりお酒は控えめじゃないとね」
ホコリ
「ホントだぜ。
いくら飲んでも酔わないって言っても、
やっぱ限度があるし」
ドルチェ
「難しいよねぇ」
ホコリ
「とにかくそういうわけでさ。
みんなも飲みすぎには気をつけてくれよな」
ドルチェ
「じゃあ、キリいいから
ここまでにしようか」
ホコリ
「でもホントに久しぶりって感じするぜ・・」
ドルチェ
「やっぱり飲みすぎたんじゃない?」
ホコリ
「だから違うってば」
ドルチェ
「でも飲みすぎると、夕べのことまったく覚えてないって言うし」
ホコリ
「・・・」
ドルチェ
「わかったよw」
ホコリ
「何が・・?」
ドルチェ
「まあまあw」
ホコリ
「んにゃぁぁ」
ドルチェ
「ともかく今日はここまでにして、
また明日から元気にやっていこうよ」
ホコリ
「それはそーだけどな」
ドルチェ
「それじゃあまた次回に!」
ホコリ
「んにゃはぁ」
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