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第54回
「いまどきのゲーセン事情」






ホコリ
「にゃはー」


フリックル
「おっす」


カカル
「ういーっす」


ホコリ
「今日も元気にブレストにゃは〜
元気出していってみようぜ!」


カカル
「よろしくね〜」


フリックル
「ん?
っていうかあんたドルチェの代理じゃなかったの?」


カカル
「あぁ、今年度から僕も正式な一員になったからよろしくねっ」


フリックル
「あ・・そ」


ホコリ
「さてさて。
前回から2週間経って、
みんな普通に学校行ったりしてるよな」


カカル
「ピカピカの1年生もだねぇ」


ホコリ
「ドルとかまさにそうだもんな」


カカル
「そして僕は卒業を控えてるってわけさ」


ホコリ
「ってことは4年生か?」


カカル
「そうだね〜」


フリックル
「そ、そういえばオレとカカルって同い年だったっけ」


カカル
「そうだよね。
君21だっけ」


フリックル
「だからお前も・・」


カカル
「うん、21!」


フリックル
「そうだった;」


ホコリ
「でも先生、
前にマテ兄ちゃんと同い年って言ってなかったっけ?」


カカル
「違うよ、あれは学年が一緒ってだけ」


ホコリ
「あれ、マテ兄ちゃんいくつだ?」


フリックル
「マテ兄は22だよ。
1回留年してっから、今オレやカカルと同じ4年なのさ」


ホコリ
「あーそだったのか。
マテ兄ちゃん成績悪かったんだな」


マテライト
「お前に言われたくねぇ」


ホコリ
「にゃΣ いたんだ」


マテライト
「いたんだって、今日のゲストは俺って言ったんだろが」


ホコリ
「にゃ・・はは、そうだったかな」


マテライト
「ち、本人目の前にして言いたいこと言いやがって」


フリックル
「でも留年してるって事実は
免れないぜ」


マテライト
「昔の話だし。
今はもう卒業控えてんだからいいだろ」


ホコリ
「でもそうか・・」


フリックル
「ん、そうかって?」


ホコリ
「だからリック兄ちゃんとマテ兄ちゃんって仲良いんだな」


フリックル
「はぁ?」


マテライト
「意味がわからんぞ」


カカル
「言いたいことは大体わかる・・かな」


ホコリ
「まあ、仲良いに越したことないじゃん」


フリックル
「だから何の話だよ」


カカル
「つまり、これからも良い付き合いしろってことだよ」


マテライト
「多分違うだろうけど、そういうことにしとく」


ホコリ
「てことで、今日のゲストはマテライトさん!」


マテライト
「端折られたし」


ホコリ
「にしても、リック兄ちゃんも何か久しぶりに感じるんだけど」


フリックル
「何言ってやがる、この前会ったばかりじゃねぇか」


ホコリ
「そーか?
どーも記憶が曖昧なんだよな」


カカル
「おいおい・・その年でもうボケ入っちゃってるのかい^^;」


ホコリ
「うーん。
やっぱ知らないうちに酒飲みまくってんのかなー」


フリックル
「カカル、お前のせいじゃねーの?」


カカル
「いやいや、僕は彼にそんなお酒を飲ませた覚えはないよ」


マテライト
「むしろお前は異常だ」


カカル
「もういいじゃん。
そろそろ付き合いも長いころなんだしさっ」


マテライト
「とんだ悪友に出くわしたもんだぜ」


ホコリ
「まー、俺っちが気をつけりゃいいだけの話だから!」


フリックル
「相変わらず前向きだな」


ホコリ
「にゃはは、良く言われるんだぜ」


カカル
「それじゃあそろそろ気持ち切り替えちゃおうか」


ホコリ
「いつものぐだぐだモードだな!」


フリックル
「狙ってぐだぐだするってのもどうかと思うけど」


マテライト
「そりゃ今に始まったことじゃないけどな」


ホコリ
「みんなは、ゲーセンは良く行くか?」


カカル
「ゲームセンター?」


ホコリ
「うん」


カカル
「僕はまったくと言っていいほど行かないねぇ。
元々ゲームに興味ないからね」


フリックル
「それが不思議なんだよなぁ。
いかにも遊んでそうな顔してるのに」


カカル
「顔で判断しちゃダメだよ」


ホコリ
「二人はどーなんだ?」


フリックル
「オレはたまに行く程度かな。
友達の付き添うくらいの頻度だよ」


マテライト
「俺もここ最近は行ってないな。
昔は週3ペースで良く行ってたけど」


ホコリ
「そういや兄ちゃん音ゲー良くやるもんな」


マテライト
「UDXオンリーな。
ドラマニやギタフリもたまにやってたけど」


カカル
「わからないなぁ」


ホコリ
「ニデラってのはビートマニアのことで、
ギタフリってのはギター、ドラマニってのはドラム使うんだぜ」


フリックル
「お前やったことあるの?」


ホコリ
「1、2回くらいな!
でも全然できなかったぜ」


カカル
「ビートマニアはなんとなく知ってるよ。
DJになりきるんだっけ」


マテライト
「まあそうなるか。
俺も昔はほぼ毎日やり込んでて
一時期は八、九段くらいまでいってたんだけど、
今はホントたまーにやる程度だな」


カカル
「九段って?」


マテライト
「そういうモードがあるんだよ。
どれくらいできるとかやり込んでるかに応じて
段位が決まるの」


ホコリ
「九段ってことはすげー上手かったんだな!」


マテライト
「一番上じゃねーけどな。
それにさっきも言ったように
今はたまにしかやらないから、
だいぶ腕落ちたっぽい」


フリックル
「そういやここんとこマテ兄がビーマニやってるとこって
ほとんど見ねぇよな」


ホコリ
「二人は付き合い長いもんな」


フリックル
「さっきの友達の中には
マテ兄も含まれてるしな。

ちなみにオレの場合は
たまに格ゲーやる程度かな」


ホコリ
「格ゲーか!」


フリックル
「そうそう、高丸いるだろ?
少し前にあいつと対戦したんだけどさ」


ホコリ
「何でだ?」


フリックル
「何でって・・」


ホコリ
「何のゲームってことだぜ」


フリックル
「あぁ。
スト4だよ」


ホコリ
「スト4か!
タカマルは相変わらずチュンリー使いまくってるからな!」


フリックル
「そうそう、あんときあいつは春麗で挑んできたっけな。
ちなみにオレはリュウね」


ホコリ
「ほーほー」


フリックル
「んで、結果は瞬殺」


ホコリ
「だろーな」


フリックル
「ぜんっぜんダメージ与えられないでやんの。
思わずあいつ人間か?って思い込んじまったぜ」


ホコリ
「人間っていうか獣人だけどな」


カカル
「ホコリ君それは言わない約束」


ホコリ
「にゃ?」


フリックル
「とにかくあいつ自身が春麗になりきったように
巧みに操作してきやがるんだよな。
あの時マジで自信失くしかけたぜ・・」


ホコリ
「タカマルは昔からストリートファイターと
KOFばっかやってるからなー。
特にチュンリーと紅丸使わせたら敵じゃねーんだぜ」


フリックル
「KOFでもやりあったことあるけど、
やっぱ瞬殺だったね。
そのときもお前の言うとおり
紅丸で挑んできた」


ホコリ
「あいつ、足技メインのキャラが好きって言ってたなー。
でもキャラ的には紅丸が好きとも言ってたし、
コスプレするなら庵とも言ってた」


フリックル
「あぁ、あいつの庵のコスプレ見たことあるよ。
髪型も同じだったから、もろに庵だった」


ホコリ
「月を見るたび思い出せって、
何を思い出せばいいんだろーな」


マテライト
「マジに考えるなよ」


ホコリ
「そんなタカマルも
格ゲーの全国大会みてーのに出たことあるんだけどさ」


フリックル
「あいつならマジで出てそうだもんな」


ホコリ
「でもな、優勝したの1回だけなんだって。
ほとんど決勝とか準決勝で負けちゃったんだぜ」


フリックル
「マジ?」


ホコリ
「俺っちも目の前で見てたんだけどさ、
後一歩のとこで逆転されちまったんだよな」


マテライト
「世の中上には上がいるもんだ」


ホコリ
「うん、見てただけの俺っちもそれを思い知ったって感じ」


フリックル
「でも、例え1回でも優勝したことあるんだろ?
それだけでも凄い話だよ。
次元が違いすぎるってことに変わりはなかった・・」


ホコリ
「まさに拓哉、だな」


マテライト
「それを言うなら匠だろ」


フリックル
「あ、オレの役目とんなよ」


マテライト
「ふっ」


ホコリ
「んでさ、話戻すけどさ、
俺っちゲーセンの話持ちかけたときに
何言いたかったって言うとな」


フリックル
「何なの?」


ホコリ
「指って知ってるか?」


フリックル
「指?」


マテライト
「あぁ、jubeatね・・」


ホコリ
「知ってんのか?
クラスのヤツがたまにそういう話してるの聞こえてくるんだけどさ」


マテライト
「jubeat(ユビート)って言って、
UDXと同じコナミの音ゲーだよ。
コンセプトは大分変わってるけどな」


ホコリ
「へー」


マテライト
「まあ一言で言えば、ボタン見てやる音ゲーってとこだな」


フリックル
「へぇ、初めて聞いたかも」


マテライト
「俺とリックが良く行くとこは
置いてなかったしな」


ホコリ
「そーなのか。
マテ兄はやったことあるのか?」


マテライト
「一応な。
ユビートのある曲をやってから、
UDXでもその曲が出てくるからそれをやると
ある隠し曲が解禁されるからってやったんだけど」


ホコリ
「なんかややこしいな」


マテライト
「だけどUDXとやり方が全然違うから、
ちょっと難しく感じたかもな。
判定も異なってたし」


ホコリ
「そうなのか・・」


マテライト
「かといって全然できないってわけでもねぇけどな。
少なくとも俺の肌には合わなかっただけかも」


ホコリ
「人を選ぶんだな」


フリックル
「どのゲームでもそうだろうけど」


ホコリ
「でも面白そうだな、そのユビートっての。
俺っち今度やってみようかな」


マテライト
「ほぉ・・お前もついに音ゲーデビューか」


ホコリ
「別にテレビに出るわけじゃねーけどな(笑」


フリックル
「オレもちょっとやってみようかな。
目押しできるってんなら話は別だし」


ホコリ
「でも今日は行かねーけどな。
もう夜遅いし」


フリックル
「まだ7時じゃん」


ホコリ
「や、6時以降はどうもゲーセンって行きづらくてさ」


フリックル
「小学生じゃねーんだから^^;」


カカル
「・・・」


ホコリ
「にゃ?先生どーした?」


カカル
「あ、いや・・
全然話ついていけなくて」


マテライト
「ゲーセンの話になった途端
まったく口開かなかったな」


フリックル
「なんて珍しい」


カカル
「そんな僕がちょっぴり苦痛でした」


ホコリ
「じゃあこれ以上は先生に悪いから
今日はここまでにしよーか。
だいぶ話し込んだし」


カカル
「そう?ごめんね」


ホコリ
「にゃはは、いいよいいよ。
そんじゃ、また次回な!」



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