11/12/27
第62回
「クリスマスが終わりました」






ホコリ
「ブレストにゃは〜!」



コタロー
「こんばんはっス」



マテライト
「ども」



ホコリ
「2ヵ月半ぶりのラジオ。
俺っちもすっかり鈍っちまったなー」



コタロー
「忙しいんスから
仕方ないと思いますよ」



ホコリ
「そりゃー仕事探すの大変だったけどな」



マテライト
「就職はできたん?」



ホコリ
「それは大丈夫」



マテライト
「何でだよ」



ホコリ
「何とかなるって!」



コタロー
「大丈夫かなぁ・・」



ホコリ
「常にポジティブなのが
俺っちの長所だからなっ」



マテライト
「ならいいけど・・
(ってことはまだ就職先見つかってねぇのか)」



ホコリ
「ここんとこ間を空けてラジオをやるたびに
悲しい話題にばっかなるから、
今日は最後まで明るい話題でいこーぜ!」



コタロー
「明るい話題っスか」



ホコリ
「てなわけで。
クリスマスも終わって、
今年もちょっとしか無くなったな」



マテライト
「あぁ、空しいクリスマスがようやく過ぎたな」



コタロー
「何でむなしいんスか?」



マテライト
「それをわざわざ聞くか・・」



ホコリ
「兄ちゃんって
昔は彼女いたんだろ?
今は知らねーけど」



マテライト
「だからなんだよ。
別にいいだろ」



コタロー
「彼女っスか」



ホコリ
「にゃ、コタローは彼女いるのか!?」



コタロー
「いないっスよ」



ホコリ
「ちぇ、いねーのか」



マテライト
「だから、別にいいだろ。
人の彼女のこと無理に探るなよ」



ホコリ
「そーいうもんか・・」



コタロー
「あ、でも・・」



ホコリ
「にゃ?」



コタロー
「いるようないないような・・
どっちだろ」



ホコリ
「いるんじゃねーか!
さっき言われたばっかだから
無理に聞こうとはしねーぞ」



コタロー
「でもわからないっスよ。
一緒に買い物とか行ったりしてる女の子はいるけど、
それが恋人かどうかは・・」



マテライト
「なんて煮え切らない奴だ・・」



コタロー
「オイラ最低かな・・
仲が悪いわけじゃないんスけど」



ホコリ
「仲良しなのはいーけど、
ちゃんと確証持たねーとその子傷つけちまうぜ」



マテライト
「へぇ、お前付き合ったことないくせに
結構マシなこと言うんだな」



ホコリ
「友達ならいるからな」



マテライト
「大分違うけど」



ホコリ
「まあ俺っちは彼女がいようがいまいが
それでクリスマスが好き嫌い変わることはねーけどな」



コタロー
「オイラもそうっスよ。
普通にクリスマス好きっスもん」



ホコリ
「けど、クリスマスは大抵
甘いケーキと鶏肉だもんなー。
それがちょっときついんだけど」



コタロー
「甘いの苦手なんスか?」



ホコリ
「苦手じゃねーけど、
俺っちはあんまり甘くなくて
ちょっと渋いくらいが好きだぜ」



コタロー
「抹茶とか・・?」



ホコリ
「抹茶好きだぜ!
クリスマスにはあんまりしっくりこねーけど」



コタロー
「でも抹茶のケーキとかあるじゃないっスか」



ホコリ
「あるけど、クリスマスとしちゃどーかなと」



マテライト
「二人とものん気だな・・
俺もそれくらい気楽になりてぇ」



コタロー
「兄ちゃんマジでクリスマス嫌いなんだ」



マテライト
「100%嫌いじゃあねぇんだけどさ。
イルミネーションは好きだよ?」



ホコリ
「兄ちゃんも人のこと言えねーな」



マテライト
「は?」



ホコリ
「ま、クリスマスも終わったし、
後1年後のクリスマス考えても仕方ねーけどな」



マテライト
「そうだよ。
正月の話しようぜ、正月の」



コタロー
「その前に大晦日があるっスけど」



ホコリ
「大晦日は家で過ごす!!」



コタロー
「オイラも家かなぁ。
行くとこないし」



マテライト
「俺は実家に帰るよ」



ホコリ
「あー、やっぱ帰省するんだな」



マテライト
「去年は大学の卒業で忙しくて帰れなかったから
今年はちゃんと帰っとかんと・・」



ホコリ
「親想いだな」



マテライト
「俺もできれば年末年始くらい
家族と過ごしてぇし。
お前らもそうだろ?」



ホコリ
「とーぜん」



コタロー
「本当は友達同士で
神社で年越しもしてみたいっスけど」



ホコリ
「それも大アリだな」



コタロー
「でも真夜中に外出るのって
結構抵抗あるんスよね・・
まだガキなのかな」



マテライト
「コタローってもう高校生になったんだろ?
だったら一度くれぇ出てみろって」



ホコリ
「兄ちゃん、何勧めようとしてんだ?」



マテライト
「バカ。
正月くれぇな、深夜に外出て盛り上がったっていいんだよ」



ホコリ
「まー、年越したらすぐ外出て
初詣行く人も多いけどな」



コタロー
「あ、そういうことっスか」



ホコリ
「にゃ、何考えてたんだ?」



コタロー
「なんでもないっス」



マテライト
「顔赤いぞ」



コタロー
「何でもないっスって!」



ホコリ
「ムキになるなよ」



コタロー
「すんません」



マテライト
「な、さっき言ってた女の子か。
初詣に誘ってみたら?」



コタロー
「え」



ホコリ
「それいーな!
もっと仲良くなれるんじゃねーか」



マテライト
「大きなお世話かもしんねぇけど」



コタロー
「いや、ありがたいっス。
人付き合い苦手だし」



ホコリ
「全然そんな風には見えねーのに」



コタロー
「これでも苦手な方なんスよ・・」



マテライト
「俺もどちらかと言えば
苦手だけどな。
嫌いじゃねぇよ」



コタロー
「そう、それなんスよ。
付き合うのは大好きなんスけど」



ホコリ
「まー、同性はともかく
異性となると話別になるしな」



コタロー
「そんじゃタイミング計って
誘ってみようかな・・」



ホコリ
「大人への第一歩だな!」



マテライト
「間違ってはねーよ」



ホコリ
「てことで、明るい話題も出せたから
今日はここまでにしようかな」



マテライト
「明るいかな」



ホコリ
「暗くねーのは確かだぜ」



マテライト
「まあそうだけど」



ホコリ
「じゃ、大丈夫!
そんじゃ皆、また会おうな。

今年はあんまり出れなかったけど、
来年はもっと出れるように頑張るぜ!」



コタロー
「皆さん良いお年をっ」



マテライト
「来年もよろしくー」



ホコリ
「良いお年を!
おやすみにゃは!」



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