12/1/29
第63回
「クリスマスが終わりました」
ホコリ
「今日も元気にブレストにゃは〜!」
コタロー
「こんばんはっス」
正吉
「こ、こんばんは」
ホコリ
「てことで、今日も始まったブレストにゃは〜。
メインパーソナリティのホコリです、よろしくな!」
コタロー
「アシスタントの海河です。
・・ってなんでオイラがアシスタント」
ホコリ
「あーごめんな、
カカル先生は今日忙しいし、
$は行方不明だし、
究極ってことでアシスタント頼むぜ」
コタロー
「そりゃあ確かに割りと何回も出てるけど。
ところで、究極ってなんスか?」
ホコリ
「え、その場凌ぎっつーか慌しいっつーか」
田子
「あ、あの・・」
ホコリ
「にゃ?」
田子
「そ、それって究極じゃなくて
急遽って意味じゃ・・ないですか?」
コタロー
「急遽・・?」
田子
「あっ、ごめんねごめんね、
多分間違ってるかも;」
ホコリ
「そーだ急遽だ!
くが余計だった!」
田子
「合ってた・・」
正吉
「へぇ、全然わからんかった。
すげぇなキバ子」
田子
「ど、どういたしまして」
ホコリ
「ごめんごめん、このラジオもたまーにしかやらなくてさ(笑
まあいつもどおりで進めていくからよろしくなっ」
コタロー
「大丈夫かな・・オイラがアシスタントで」
ホコリ
「ところで、正吉はこのラジオ出るの2回目だなっ」
正吉
「そうっすね、こうやって人前に出るの久しぶりかも。
確か最初にこれに出たのが去年の夏くらいだったっけな」
ホコリ
「春だったんじゃねーか?」
正吉
「だとしたらもっと遅いじゃないすか」
コタロー
「小舟君あんまり人前に出るの好きじゃないし
仕方ないんじゃない?」
正吉
「最近はちょっとばかし慣れたけどね。
人ごみが好きっつーわけじゃないけど」
コタロー
「オイラだって人ごみの中好んで歩いてるわけじゃないよ。
夏の海だってどこもかしこも人ばっかりだしさ」
正吉
「海の話するなよ・・寒くなるだろ」
コタロー
「オーバーだなぁ」
正吉
「寒中水泳なんかしてっから
感覚マヒしてんじゃねぇの?」
コタロー
「なんでだよ〜」
田子
「あの・・私どうしたら」
コタロー
「あ、ごめんごめん」
正吉
「いけね、つい休み時間に話してるノリになっちまった」
ホコリ
「にゃは〜・・青春だなー。
俺っちもついマジマジと聞いちまったぜ」
コタロー
「ホコリさんも意地悪っスよ」
ホコリ
「それはさておきだな、
今更だけど今日は初めましてさんが一人いるんだぜ!」
田子
「あ、もういいのかな。
はじ・・初めまして」
コタロー
「でん子ちゃん、緊張し過ぎじゃない?」
正吉
「だからお前は感覚マヒしてんだって。
初登場だったら緊張するだろ、普通は」
コタロー
「やっぱオイラの感覚がおかしいのか・・
元々人前に出るのはそんな苦手じゃないんだけど」
ホコリ
「コタローは最初から堂々としてた記憶があるぜ」
正吉
「そうなんだ、やっぱ俺らと違うなぁ」
コタロー
「からかわないでよ」
ホコリ
「まーそれは置いといてだな、
初めましてさん自己紹介よろしく!」
田子
「あ・・・はい。
私・・海河君と小舟君と同じクラスの
薄野田子って言います。
薄い野原の野って書いてすすきのって読みます。
よ、よろしくお願いします><」
ホコリ
「おー、こちらこそよろしく!
すすき野って何か鍋みたいな名前だな」
田子
「え?」
ホコリ
「このラジオもそうなんだけど、
俺っちに関係ある人物って男ばっかで
女がものっそい少ないんだよな。
だから女ってだけですげー貴重なんだぜ」
田子
「そ、そうなんですか・・」
ホコリ
「にゃ、俺っち悪いこと言ったか・・?」
田子
「あ、いえ・・
いきなり女って言われて嬉しかったです」
ホコリ
「おっと、俺っちホントにそんなつもりで言ったわけじゃねーからな」
田子
「いえ、本当に嬉しかったです。
おかげでちょっと緊張解れちゃった」
ホコリ
「え、こんなんで緊張解けるのか?
別にいーけど」
田子
「だって私、こんなに牙も太いし角も太いし・・
それにも関わらず第一印象で女って言われたのが嬉しくて」
正吉
「多分意図違うと思うけど
別にいいか」
ホコリ
「俺っちは別に牙が太いとかその辺気にしねーぞ。
っていうか俺っちの知り合いにもやたら牙目立つヤツいるしな!
しばらく会ってねーけど」
田子
「そう言ってくれると安心します」
コタロー
「オイラも最初会ったときから
見た目特に気にしたことなかったけどなぁ」
田子
「え・・」
コタロー
「小舟君もそうだろ?」
正吉
「え・・俺は正直言うと
最初は牙すげー太くてびびったけど」
田子
「そ、そうだよね・・普通は」
コタロー
「小舟君、そりゃはっきり言いすぎだよ」
正吉
「あ、悪い・・」
田子
「ううん、それはそれではっきり言ってくれてよかったよ。
それより・・・」
コタロー
「ん、どうしたの」
田子
「う、ううんううんなんでもない><」
コタロー
「変なの」
ホコリ
「にゃ、田子どーした?
風邪引いてたのか?」
田子
「え、いや別にそういうわけじゃ・・」
コタロー
「ホントに大丈夫?
ちょっと顔赤いよ」
田子
「あぁあぁ、本当に大丈夫だから><;
ご、ごめんね・・気遣ってくれて」
正吉
「ふ・・」
ホコリ
「にゃ、どーした正吉」
正吉
「あ、俺も何でもないっす」
ホコリ
「そーか。
じゃあ普通に話続けるけどさ、
この前雪降ったよな!」
コタロー
「降った降った。
降ったのは夜だけど
翌日登校中に大はしゃぎ」
正吉
「俺は前に住んでたとこで嫌というほど見たから
別にそれほどでも」
コタロー
「オイラは東京より上の方で暮らしたことないから・・
つい雪見るとはしゃいじゃうんだよね」
田子
「こ、コー君ってどこで生まれたの?」
コタロー
「沖縄だよ。
でも沖縄住んでたの6歳くらいまでで
そっからはずーっと今のところ住んでる」
田子
「そ・・そうなんだ。
コー君って北国で育った雰囲気あるからびっくりした」
正吉
「それはそうだよな。
俺も海河は北・・それも北海道育ちって感じだよ」
コタロー
「みんなそう言うんだよね。
まあ寒中水泳してるから、冬の海に慣れてるってのは
間違ってないけどさ」
ホコリ
「さっきじゃないけど、
なんか俺っち聞いてるだけで寒くなってきたぜ」
コタロー
「猫っスね」
ホコリ
「にゃ、俺っちは正真正銘のトラ猫だぜ」
田子
「どういうことですか?」
ホコリ
「ほら、猫はこたつで丸くなるって言うだろ?」
正吉
「それ堂々と言うことじゃない・・」
田子
「私も寒いの苦手だから気持ちわかりますっ。
特に私みたいなのって皆と違って毛ないし・・」
コタロー
「毛が無いと言えば、アル先生もそうだよね」
正吉
「でもあの人は見るからに寒いの平気そう」
ホコリ
「そーだな、俺っちが高校のときから知ってるけど
相変わらずだな」
正吉
「けど全身毛があるヤツって
夏とか大変だろうな。
俺とか」
コタロー
「オイラは夏も冬もあんまし関係ないけどね」
ホコリ
「夏は平気かって話になると
ややこしいことになるから、これはパスな」
正吉
「パスかよ」
ホコリ
「にゃー・・なんか疲れちまったな。
今日はここまでにしねーか?」
コタロー
「えぇ」
正吉
「そんな終わり方ってあるのかよ・・」
ホコリ
「後でみんなに暖かい飲み物おごるから!」
コタロー
「いつも強引だけど
今日はもっと強引だな」
ホコリ
「それじゃ今日はここまで。
インフルエンザには気をつけろよな〜
またな!!」
正吉
「ホントに終わりやがった」
田子
「私も疲れちゃった・・
でもコー君のことさり気なく聞けて良かったっ」
コタロー
「あれ、でん子ちゃんまだ顔赤いけど
ホントに大丈夫?」
田子
「あ・・・だ、大丈夫だよ。
心配してくれてありがとね」
正吉
「見ぬふりしとこ(==」