14/12/14
第66回
「雷電は名作STGだよね」
フリックル
「ブレストリッパー!!」
コタロー
「イエェェェ!!」
フリックル
「お、コタローノリ良いじゃん」
コタロー
「凄い久しぶりっすからね。
ただリックさん」
フリックル
「ん?」
コタロー
「久しぶりだから忘れてたけど、
番組名変わってません?」
フリックル
「あぁ。
ホコリがいなくなったじゃん?
だから番組名の存在意義が薄れちゃった・・ってことで
こうなったんだよね」
コタロー
「へぇ」
フリックル
「要するに、ブレインストーミングと
TRIPPERかけてるってわけだよ」
コタロー
「なるほど」
フリックル
「改めて自己紹介・・って何度してるかわからないけど
。
メインパーソナリティのフリックルです。
リックって呼んでくれよなっ」
コタロー
「同じくメインパーソナリティの湖太郎です。
よろしくお願いします」
フリックル
「しかしコタロー・・
お前ずいぶんとイメチェンしたよなぁ」
コタロー
「イメチェンっていうより
成長したらこうなっただけなんすけど」
フリックル
「進化というか成長というか・・
まあ少なくとも前よりはイケメンになったじゃん」
コタロー
「はぁ・・オイラどうも実感わかなくて」
フリックル
「まあいいけどね。
オレは依然このまんまだし」
コタロー
「リックさんもある時期を境に
イメチェンしたんじゃなかったでしたっけ」
フリックル
「したよ。
白目が目立つようになったのを境にかな。
そんときももう何年前やら」
コタロー
「オイラも気が付いたらもう20歳っすよ。
普通に酒飲めます」
フリックル
「お、コタローはどんな酒が好きなの?」
コタロー
「焼酎好きっすよ」
フリックル
「焼酎か・・」
コタロー
「特に芋焼酎とか好みっすね。
リックさんはお酒飲まないんでしたっけ」
フリックル
「飲むけど、たまにかな・・
それにオレはビールとカクテルと酎ハイ以外は苦手でね
」
コタロー
「ビールは飲めるんすね」
フリックル
「うん、前に親しかったある教師の影響で
エビスが特に好きだね」
コタロー
「なるほど」
フリックル
「けどエビスは高いんだよなぁ・・」
コタロー
「お酒って高いっすもんね」
フリックル
「だからオレはたまにしか酒は飲まない。
もっぱらサイダーかな」
コタロー
「酒じゃないんすね(笑
じゃあ、サイダーなら何が好きなんすか?」
フリックル
「王道だけど三ツ矢サイダーだね、やっぱ。
キリンレモンも好きだよ」
コタロー
「オイラも好きだけど、
ラムネも良いな」
フリックル
「良いよね!!
夏に飲むラムネは最高だぜ」
コタロー
「今は冬っすけどね」
フリックル
「冬だって風呂上がりに飲むだろ。
すっげぇ潤うぜ」
コタロー
「オイラは常に潤ってるようなものっすけどね」
フリックル
「お前は風呂以外にも浸かるもんな、普段から」
コタロー
「今は仕事もあるから早々行けるものじゃないけど、
寒中水泳は今でも普通に行ってますよ」
フリックル
「寒中水泳ね・・
オレには理解できねぇ」
コタロー
「小さいころから海で育った男なんで」
フリックル
「ってかその話聞いてたら
寒くなってきたんだけど」
コタロー
「いいっすよ、暖房強くしても」
フリックル
「うん、そうする」
コタロー
「さて・・
前置き長くなっちゃったけど、
確か今日はスペシャルゲストが来てるんでしたよね」
フリックル
「そうそう、忘れてた。
もう入ってもらっちゃおうか、どうぞー」
電
「こんばんは」
雷
「こんばんはーっす」
フリックル
「わかってたけどやっぱイケメンだし・・」
コタロー
「早速お名前の方をどうぞ」
電
「電です」
雷
「雷でっす」
電
「二人合わせて・・」
雷
「雷電兄弟!!」
電
「よろしくお願いします」
フリックル
「え、二人ってお笑いコンビ?」
電
「や、兄貴が言いたかっただけですよ」
雷
「なんだよそれ!
お前マジ乗り気だったじゃん!」
電
「まあちょっとはね。
兄貴のように露骨じゃないし」
雷
「てめぇ・・」
コタロー
「まあまあ、喧嘩はよしましょう」
フリックル
「お笑いじゃないんだ。
けど兄弟なのは本当なの?」
電
「はい、俺が弟です」
雷
「不束者の弟だけど
どうぞよろしくっす」
電
「何だよそれ・・」
コタロー
「えーっと・・
年聞いてもいいっすか?」
電
「19です」
雷
「20です」
コタロー
「あ、オイラと同い年なんすね」
雷
「コタローさんも20なんすか」
コタロー
「はい。
あ、これも何かの縁だと思うし、
口調砕いても良いっすよ」
雷
「じゃあそうさせてもらおっかな」
フリックル
「しかし、二人ともマジイケメンだよなぁ・・
オレは自分が童顔なの自覚してるから良いけど」
雷
「いやいや、電に比べたら
オレなんてまだまだ・・」
電
「なんだよ兄貴、
俺に対する嫌味か?」
雷
「嫌味じゃねーよ。
オレに比べてファッションセンス良いし、
眼鏡かけてるし頭良いし、スポーツもできるし
おまけに女の子にモテモテ・・
オレなんて全然」
電
「やっぱり嫌味じゃんか」
雷
「だから嫌味じゃねーって。
総合力じゃ負けてるかもしんないけど、
オレだって良いとこの一つや二つくらいあるんだからな
」
電
「別に俺は
兄貴馬鹿にしたりしてないんだけどな」
コタロー
「と、ところで
二人は今は何をされてるんすか?」
雷
「フリーター・・かな。
普通に学校卒業できたのは良いんだけど、
やりたい仕事がいまいち見つからなくてさ。
けどオレは今の生活は楽しいぜ。
後悔はしてねぇよ」
電
「兄貴のそういう前向きなところは
見習いたいね・・」
コタロー
「電さんは?」
電
「大学行ってます」
フリックル
「へえ、頭良さそうだもんな」
電
「英語以外なら・・」
フリックル
「英語ダメなの?」
電
「はい、外国語苦手です・・」
フリックル
「落ち込むなよ、
オレも苦手だから」
コタロー
「フォローになってないっすよ、リックさん」
雷
「電はこう見えて
結構ナイーブな所あるからなぁ」
電
「聞こえてるぜ・・兄貴」
フリックル
「兄弟といえば、
コタローも妹いなかったっけ」
コタロー
「はい、今高校に在学中の妹がいます」
雷
「高校かぁ。
なんかもう懐かしい気分なんだけど」
電
「そうだね」
コタロー
「どこの高校に通ってたんすか?」
電
「ぽけ高っていうところなんですけど、
ご存じですか?」
フリックル
「し、知らない・・」
コタロー
「オイラも知らないっす」
雷
「まあ無理もないか。
少なくともこっからだとすげぇ遠いところにあるし」
電
「遠いどころの問題じゃないかもしれないけど。
世界観が違うっていうか」
雷
「まあいいじゃん。
こういうクロスオーバー、オレは好きだぜ」
電
「話がメタフィクションになってるよ、兄貴」
雷
「気にしない気にしない」
フリックル
「ま、まあいいか。
ただオレらが通ってた高校も
今考えるとずいぶんと中二病じみた感あるからなぁ」
コタロー
「そうっすかね?」
フリックル
「だって、名前が”幻想学園”だぜ。
何十年も前からあるとはいえ、
今考えるととんでもない名前に間違いはないと思うぜ」
コタロー
「うーん」
フリックル
「それに幻想学園の姉妹校で
"空想学園"なんてのもあるからな。
もうわけわかんないぜ」
コタロー
「それは別にいいんじゃ^^;」
電
「良く分からないけど、
世の中いろんな学校があるんですね」
雷
「まあオレらの学校もいろんな意味で凄かったけどな。
勿論良い意味だぜ。
学校生活楽しかったなぁ・・
昼休みになると良く購買のパン屋に一直線に向かったっ
けな」
電
「兄貴ははしたないよ」
雷
「仕方ないだろ、
あそこのクリームパン人気あり過ぎて
いつも売り切れちまうんだから」
フリックル
「まあ良いんじゃない?
それも青春の思い出だよ。
少なくとも、拳銃ぶっ放して
コッペパン買おうとする学生よりはマシさ」
電
「何それ・・」
フリックル
「あぁ、ただのネタだから気にしないで」
雷
「はぁ」
フリックル
「レーバテイン参戦おめでとう・・とだけ」
コタロー
「あ、もう時間だ。
キリが良いんで、
ここで終わりにしておきましょうか」
雷
「え、終わり?
早いって・・」
電
「仕方ないよ兄貴。
時間なんてすぐ流れちまうんだから」
雷
「ちぇー」
フリックル
「だったら、ここで会ったのも何かの縁だし
これから飯でも食いに行こうか」
雷
「お」
フリックル
「どこ行こうか。
歓迎会も兼ねて、二人の好きなところで良いぜ」
雷
「本当っすか?
じゃあオレは・・」
電
「はい」
フリックル
「ん?」
電
「俺、ハンバーグ屋がいいんですけど。
サラダバーのある」
雷
「そういうときははっきり物を言うんだな・・お前」