14/12/16
第67回
「電撃系メインパーソナリティ」







「・・・」




「ってもう始まってるのΣ」




「ぶ、ブレストリッパーーー!!」




「はぁはぁ・・
何で俺がこんなことに」




「あ、こんばんは。
メインパーソナリティ・・代理の電です。


良く分からないけど、
今日は本来のメインパーソナリティのコタローさんとフ

リックルさんが都合でこれなくなったそうなので、
急きょ俺が代理を務めさせてもらうことになりました。


って、なんで俺なの。
前回1度出たばっかりなのに、
何で俺・・急に準レギュラーっぽい扱いになってるの。


っていうか、雷兄ぃはどうした。
なんで俺一人なの!?」



正吉
「だ、大丈夫・・?」




「あ、えーっと・・どちら様で」



正吉
「あ、俺正吉っす。
今日のゲストの」




「あ、あぁなるほど。
申し訳ない、急にこんなことになって」



正吉
「いや良いっすよ。
電さんのことは前回ラジオ聞いてたときに知ったから。


っていうかピカチュウなのに結構男前な声してるんだ」




「あぁ・・良く言われるよ。
ギャップは凄いって」



正吉
「そうだな、当てはまるとしたら
入野さんぽいんだよなぁ。
千と千尋のハクの」




「知ってるような知らないような・・
ともかくありがとう。
素直に受け止めるよ」



正吉
「あ、ちなみに俺20歳だけど、
電さん19歳だったよね。
年ちょっと違うけど気にしないで。
俺も本当はもう少し友達っぽく接したいし」




「うん、そうさせてもらうよ」



正吉
「しかし・・声かっこ良いのに・・」




「え?」



正吉
「い、いや何でもない」




「えっと・・まず何から話したら良いのか」



正吉
「・・・」




「・・・」



正吉
「・・・」




「・・・」



正吉
「・・・」




「・・・」



正吉
「・・何か振ってもらえないっすか」




「ご、ごめんなさい。
こういうの初めてだから
何て言えばいいのか・・


どちらかっていえば、こういうのは
俺より雷兄ぃの方が向いてるというか」



正吉
「俺もこの声がリスナーに聞かれてるって思うと
凄い恥ずかしい・・」




「しょ、正吉さんてインドア派・・?」



正吉
「どちらかといえば・・
だけどゲーセンとか結構行くよ」




「ゲーセン?
どんなジャンル遊んでるんすか」



正吉
「クレー・・じゃなくて
クイズとかその辺かな」




「あぁ、確かQMAとかいう」



正吉
「そ、そうだね」




「クイズできる人凄いと思うよ。
俺は・・早押しとか苦手だし」



正吉
「後はレースゲームかな。
湾岸とか多いね」




「レースかぁ・・
良いなぁ俺は殆ど縁がないよ」



正吉
「実際バイクにも乗っているからね。
今のところそれが趣味かな」




「バイクか、俺も乗ってみたいね。
一人で風を浴びてみたい」



正吉
「バイクは良いよ、
時間かけて山沿いの道走って」




「うんうん」



正吉
「うん・・・」




「・・・」



正吉
「・・・」




「・・・」



正吉
「・・・」




「・・・」



正吉
「・・・何か言ってくださいよ」




「ご、ごめん」



正吉
「そ、そういえば
今年ももう終わりっすね。

電さんは何かやり残したこととかは」




「特にないかな・・
後はぐだぐだっと年を越すだけ」



正吉
「な、なるほど」




「大学も無事に単位とれたし。
とりあえずはひと段落だね」



正吉
「大学かぁ。
電さんは何系の大学に入ってるんすか」




「電子工学とかだね。
俺のバチバチっとした力で
人の役に立てたら良いかな・・って思ってる」



正吉
「なるほど」




「だけど言語を覚えるのが大変で・・
何しろ英語だけは苦手だから」



正吉
「俺も英語は苦手だよ。
前にわけのわからない外国人に話しかけられて
即退散したことがあったな」




「多分、俺も逃げる」



正吉
「気が合いそうっすね・・」




「うん・・」



正吉
「・・・」




「・・・」



正吉
「・・・」




「・・・」



正吉
「・・・」




「・・何か言ってくださいよ」



正吉
「え、俺がいうの!?」




「ダメだ・・
やっぱこの場仕切るの苦手だ;」



正吉
「ってあれ」




「え、急にどうかした?」



正吉
「電さんが持ってる携帯のそれ・・」




「あ、あぁこのストラップ?
イーブイの尻尾ストラップ・・
今俺が一番気に入ってるの」



正吉
「へぇ、もふもふしたものが好きなんすか」




「あぁ、モフモフは正義だよ。
特にルルフォの首毛は気持ち良い・・」



正吉
「ルルフォって誰すか」




「あ”Σ
気にしないで」



正吉
「え、うん。
っていうか、電さん耳がピクピク動いてるし」




「ご、ごめんこれも気にしないで」



正吉
「うん・・」




「は、話戻すけど
正吉さんももふもふ系が好みなんすか?」



正吉
「そうだな・・
どちらかといえば・・
こ、こういうのとか」




「え、何これ可愛い!?」



正吉
「ひこにゃんすよ」




「ひ、ひこにゃん?」



正吉
「彦根城のイメージキャラクターっす。
クリクリっとした目が可愛らしい」




「た、確かに・・」



正吉
「後はこういうのとか」




「ぶっ!!」



正吉
「いいだろ。
ヌメラっていうんだぜ。
そのヌメラのストラップ」




「知ってる・・ヌメラ。
モフモフしてないけどすげぇ可愛いよな・・(´w`」



正吉
「で、電さん・・顔がほころんでる」




「あ、後は」



正吉
「後?
そうだな、これかな・・
ターン王子っていうんだけど」




「あ、これは普通に可愛いや」



正吉
「今はこのヌメラとターン王子がお気に入りなんすよ」




「へぇ・・所謂”ゆるキャラ”か。
良いよねこういうの。
俺も大好きだよ」



正吉
「でしょでしょ。
良かった、電さんこういうのも好きなんだ」




「もっとモフモフしたゆるキャラがいてくれればいいの

になぁ。
俺モフモフしてないから、モフモフに凄い憧れるんだ」



正吉
「なるほど」




「はぁ・・久しぶりにモフモフしたいな・・
ふふ・・(´w`*」



正吉
「で、電さん可愛い・・」




「時間が来たから・・今日は終わっておきますね。
今日はありがとうございました」



正吉
「いえ、こちらこそ」




「なるほど・・こうやって話を進めていくのか。
少し勉強になったかな」



正吉
「あの、またの機会があったら
またいろいろ話しましょうか」




「こちらこそ。
こんな形で意気投合するとは思わなかった」



正吉
「ほんと」




「で、では今日はこの辺で。
またかどうかわからないけど、また!!」



正吉
「あ、電さんまた耳がピクピクしてる。
やっぱ可愛い」



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