14/12/23
第71回
「オレもリア充になりてぇ」






フリックル
「ブレストリッパー!!」



コタロー
「イエェエイ」



フリックル
「ども、今日もブレストリッパーの時間がやってきました。

お相手はこのオレ、フリックルと」



コタロー
「コタローが務めさせていただきます。
よろしくお願いします」



フリックル
「さて、コタロークン、
もうすぐクリスマスだけど、何か予定はありますかね」



コタロー
「はい、一応予定はあります」



フリックル
「あるのかよ!!」



コタロー
「え、あったらダメなんすか」



フリックル
「あ、ごめん・・・
ただな、クリスマス当日もラジオやるっつーのに、
コタローは普通に予定入れてたんだな」



コタロー
「あ、そうか。
だったら予定変えましょうか」



フリックル
「いや、いい;
オレの都合で予定崩されちゃ悪すぎるだろ」



コタロー
「はぁ」



フリックル
「みんなはクリスマスをどう過ごすかは知らないけど、
オレは予定何てこれっぽっちもないぜ」



コタロー
「別にクリスマスだからどうのこうのってわけでもないんじゃないすか?」



フリックル
「まあね。
季節に翻弄されまくるオレじゃないし」



コタロー
「そういえば、
何でクリスマスじゃなくて、クリスマスイブの方が
世間は盛り上がるんでしょうね」



フリックル
「さあ、知らねぇよ。
イブの夜にサンタが来るからじゃないの」



コタロー
「そうなんすか?」



フリックル
「別にどうでも良いけど」



コタロー
「サンタか・・
子供の時はちょっと信じてはいましたね」



フリックル
「・・オレも。
ガキんときな」



コタロー
「小さいとき、どんなプレゼントお願いしたんすか?」



フリックル
「何かの特撮もんのカード・・だった気がする。
コタローは?」



コタロー
「オイラは・・、新しいゴーグルと水着と遊泳用の靴かな」



フリックル
「お前ガキんときから海好きだったのな」



コタロー
「海っ子ですから。
3歳くらいの時点で、既に海で泳いでましたもの」



フリックル
「そういやお前沖縄生まれだったっけ」



コタロー
「そうっす。
こっちに来てからも良く湘南とか行ってましたよ」



フリックル
「湘南ねぇ。
あそこって夏になるとものスゲェ人だかりだろ?
それ見るとどうも泳ぐ気が・・」



コタロー
「あれ、リックさん確か泳げなかったんじゃ」



フリックル
「ものの例えだよ、うっせぇな」



コタロー
「だけどリックさんゴーグル似合いますよね」



フリックル
「フォローか・・それ」



コタロー
「仕事落ち着いたらまた泳ぎに行こうかなぁ」



フリックル
「ってちょっと待て。
何かいつの間にか水泳の話になってね?
季節思い切り冬だっつのに」



コタロー
「オイラ冬でも普通に海で泳いでるんで」



フリックル
「いやそうじゃなくて。
こんな話してたら段々寒くなってきたんだけど」



コタロー
「寒いと言えば、
最近雨多いっすよね。
12月なのに」



フリックル
「だよな。
雪なら思い切りはしゃげるけど、
雨だと鬱陶しくて」



コタロー
「オイラは良いっすけどね。
雨好きだし」



フリックル
「すいすいしてる場合か」



コタロー
「オイラは良いけど、
電車止まるのは流石にきついっすね」



フリックル
「そりゃそうだろ」



コタロー
「話を戻しますけど、
他の人はクリスマスどう過ごすんでしょうね」



フリックル
「他人のことなんか知らないって」



コタロー
「マテライトさんとか、
やっぱりお嫁さんと過ごすんでしょうか」



フリックル
「過ごすだろうなぁ。
あの二人今めっちゃ熱いからな」



コタロー
「びっくりしましたよね。
あのマテライトさんが結婚したの」



フリックル
「あぁ、今年一番のサプライズだな」



コタロー
「マテライトさんもだけど、
次々と知り合いで結婚してる人出てきましたよね」



フリックル
「うん、ガルティだろ、マイト兄ちゃんだろ」



コタロー
「ガルティさんなんて、
いつの間に結婚してたんだって感じっすね」



フリックル
「ロコンの人だっけ、お相手。
話じゃあもうすぐパパになるとか」



コタロー
「へぇ、そりゃめでたいや」



フリックル
「マイト兄ちゃんとうちの姉ちゃんとこは
いつ子供できんだろうか」



コタロー
「できたら叔父さんになりますね」



フリックル
「こんな童顔の叔父さんだって?
まあ別に良いけど」



コタロー
「ガルティはわからないけど、
うちの身内共は
高校卒業した直後から交際してたから、
本当の本当にやっとって感じだもんな」



コタロー
「結婚する前から、
あの二人って仲良かったっすよね」



フリックル
「当たり前じゃん。
正確には、結婚前から夫婦みたいな関係してたってことよ」



コタロー
「なるほど」



フリックル
「その身内共の弟はどんなに心配したことか」



コタロー
「お疲れ様っす。
次はリックさんの番ですね」



フリックル
「馬鹿野郎」



コタロー
「すみません、この話やめときます」



フリックル
「あ、いやそうじゃなくて。
確かにオレももう27だし、
彼女の一人や二人できたっておかしくないしな・・」



コタロー
「二人もいたら二股じゃないすか」



フリックル
「いやだから
物の例えだって」



コタロー
「はぁ・・」



フリックル
「っていうかコタロー。
お前はいるの・・?彼女」



コタロー
「彼女ですか。
・・いないこともないかな」



フリックル
「もったいぶんなよ。
人に散々言わせといて」



コタロー
「いますよ・・一応。
こんなオイラでも、付き合ってくれてる人」



フリックル
「素直でよろしい。
別に誰かってのは聞かねぇよ」



コタロー
「すんません気遣ってもらって」



フリックル
「オレもそろそろ婚活すっかな・・
って具体的な婚活わかんねーけど」



コタロー
「きっかけなんて
急に訪れるもんすよ」



フリックル
「待ってちゃダメだもんな・・」



コタロー
「あの、気を悪くしたらごめんなさい。
後で晩飯奢るっす」



フリックル
「いや良いって。
こんなことでいちいち気を遣ってもらっちゃ
キリがないし」



コタロー
「そうすか」



フリックル
「なんかグダグダな話になっちまったなぁ。
まあこのラジオのコンセプトは
グダグダいこうってことなんだけどさ」



コタロー
「オイラはグダグダのつもりっすよ」



フリックル
「それならいいんだ。
じゃあ、話のネタも尽きたことだし、
今日は終わっとく」



コタロー
「はい、また次回っすね」



フリックル
「みんなは
悔いのないクリスマス過ごしてくれよ。
それじゃ、お疲れ様」



コタロー
「お疲れ様っす」



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