14/12/24
第72回
「帰ってきたザンタグロス」






フリックル
「ブレストリッパー!!
てことでこんばんは。
ブレストリッパーの時間がやってまいりました。
お相手はこのオレ、フリックルです。
よろしくお願いします。

早速今日のゲストをお呼びしましょう。
どうぞ」



マイト
「こんばんは」



トゥルース
「こんばんは」



フリックル
「はい、自己紹介どうぞ」



マイト
「茶野川舞斗です」



トゥルース
「トゥルース・アイシクルです」



フリックル
「どうぞよろしく。

ってマイト兄ちゃん、
その格好もはや恒例だな」



マイト
「えぇ。
この番組の影響で
毎年クリスマスになると
この格好になりたくなりましたよ」



トゥルース
「ザングースがサンタの格好って・・
普通に考えると被ってる気がする」



マイト
「良いんですよ被ってても」



フリックル
「良いんだ(笑」



マイト
「それにしても、このラジオに出るのも久しぶりですねぇ。

まあこの場所に来ること自体久しぶりですけど」



フリックル
「うん、結婚して北海道に帰ったキリだもんな」



トゥルース
「そうでしたっけ」



マイト
「はい、ミルファさんと結婚してから
故郷の北海道に移り住みましてね。
1年ぶりくらいかな・・ここも」



トゥルース
「結婚生活・・充実してるんですか」



マイト
「えぇ、おかげ様で
僕もミルファさんも元気ですよ」



フリックル
「ったくリア充だな・・」



マイト
「リックもそろそろリア充したらどうですか?
気休めでも良ければ応援しますよ」



フリックル
「良いって応援なんて」



トゥルース
「あ、そうだ。
俺も折角久しぶりのラジオだし、
シャンパン持ってきたんですけど」



フリックル
「お、気が利くじゃん」



トゥルース
「俺も今年で二十歳になったし、
そろそろこういうのも良いかなって」



マイト
「トゥルース君もお酒が飲める年になりましたか」



トゥルース
「はい」



フリックル
「トゥルースはどんな酒飲むの?」



トゥルース
「ワインが多いですね。
赤も白も好きです」



フリックル
「ワインか・・
すっげぇ似合うし」



トゥルース
「そ、そうですぁ」



フリックル
「うん、トゥルースは
如何にもワイン顔してるし」



マイト
「それは言えてますね。
ワインが最も似合う男・・ですか」



トゥルース
「ま、マイトさんまで
からかわないでくださいよ」



マイト
「僕はどちらかといえば
日本酒顔ですからねぇ。
焼酎も結構飲みますけど」



フリックル
「オレ・・酒っていうより
サイダー顔かな。
好きだから仕方ないけど」



マイト
「サイダーも美味しいですよ。
お風呂上りとか、炭酸飲むと心地良いですから」



トゥルース
「良いですよね、お風呂上りは」



フリックル
「そうか・・もうこうやって
堂々と酒の話ができるようになったか。
時代だねぇ」



トゥルース
「時代は大げさですよ。
でも俺がここに初めて登場したのって
高1くらいのときだったから、
確かに結構年数は経ってますね」



マイト
「僕は今は27だけど、
後2年ちょっとすれば
30になりますよ。
所謂、三十路です」



フリックル
「三十路のザングースか・・
って、そういや
うちのメンツには五十路のリザードンがいたっけな」



トゥルース
「アルヴァン先生ですか」



フリックル
「そう。
あの人も初めて出てきたときは42か3くらいだったけど、
今はもう50だもんな。
けどものっそい若々しいの」



マイト
「昔から若々しさが自慢でしたからね、先生は」



フリックル
「うちら思い切り先生から教わってきたんだもんな」



トゥルース
「幻想学園・・懐かしいですね」



フリックル
「今思うとすっげぇ名前の学校だけど、
あそこでいろいろ覚えたのも事実だものな」



マイト
「事実というか、文字通りの幻想というか」



フリックル
「って、クリスマスに
なんでこんな話してんだろ」



トゥルース
「ちょっとした同窓会みたいですね」



フリックル
「全然年代違うけどな」



マイト
「今日は顔を合わせていないけど、
コタロー君は元気ですか?」



フリックル
「うん元気だよ。
今日は予定あるからってこの場にいないけど」



トゥルース
「何してるんでしょうね、彼」



マイト
「詮索してはいけませんよ」



フリックル
「そういうトゥルースこそ、
どうしてんだよ」



トゥルース
「え、普通に整体師やってますけど」



マイト
「ほう、整体師なんですか」



トゥルース
「まだ卵も良いとこですけどね」



フリックル
「確か整体の学校通ってるって言ってたもんな。

でも良かったじゃん、晴れて整体師になれて」



トゥルース
「はい。
ってあれ、そういう話じゃなかったんですよね」



フリックル
「もう良いよ。
さっきの話は言うだけ
オレが空しくなるから」



トゥルース
「はぁ」



フリックル
「別に今の生活がつまらないってわけじゃあないけどね」



マイト
「相変わらずですね」



フリックル
「まあ良いや・・
とりあえず、折角トゥルースがシャンパン持ってきてくれたんだし、
乾杯しようぜ」



トゥルース
「あ、俺が注ぎます」



マイト
「ありがとうございます」



フリックル
「たまにはサイダー以外の炭酸も良いかな。
ってことで、乾杯っ」



マイト
「乾杯」



トゥルース
「乾杯」



フリックル
「ゴクゴク・・
ぷはぁ、やっぱ炭酸は美味いな!」



トゥルース
「俺も・・たまに炭酸飲むと美味しいや」



フリックル
「トゥルースって普段は炭酸飲まないの?」



トゥルース
「えぇ。
飲み過ぎると身体ががくがくしちゃいますから」



フリックル
「あぁ、何か
骨が溶けたような感じというか。
手首震えるもんな」



トゥルース
「普段はコーヒーくらいしか飲まないもので」



フリックル
「トゥルースはコーヒー顔だもんな」



トゥルース
「さっきワイン顔だって」



フリックル
「ワイン顔で、コーヒー顔なの」



マイト
「言えてるね」



トゥルース
「ホットココアだって飲みますよ。
甘いのは好きですもの」



フリックル
「ブラックじゃないんだ」



トゥルース
「ブラックは苦手です・・」



マイト
「俺は甘いのもブラックも好きだね。
勉強に集中したいときはブラック、
時間を満喫したいときは砂糖入れるよ」



フリックル
「相変わらず勉強してんな」



マイト
「勉強が趣味みたいなものだからね。
これかガンシューティング、どっちかが欠けたら
俺は生きる価値失くすよ」



トゥルース
「そこまで言うんですか・・
ってマイトさん、何か口調変わってませんか」



フリックル
「マイト兄ちゃん、酒入るとこういう喋り方になんだよ。
普段から敬語使いまくってるから、びっくりすんだろ」



トゥルース
「はぁ」



マイト
「ガンシューティングといえば
来年の3月にタイムクライシス5が稼働するらしいから
今から楽しみだ」



フリックル
「へぇ、そりゃ知らなかった。
ってか兄ちゃん相変わらずやりまくってるね」



マイト
「最近はFPSとかばかりだったからな。
好きなんだけど、
やっぱり俺は正統派ガンシューティングの方が良い。
警察24時の新作が出たら凄い嬉しいんだけど」



フリックル
「相変わらず好きだなそれ」



トゥルース
「マイトさん、ゲームセンターも行くんですか」



マイト
「うん、今言ったように
ガンシューティング系しかやらないけどね」



フリックル
「兄ちゃん凄いんだぜ。
全国大会で3位か4位くらいに入ったことあるんだっけ」


マイト
「3位だよ。
本気で優勝狙ってたんだけど
そう簡単にはいかない」



トゥルース
「よ、よく分からない」



フリックル
「オレもあんましね。
ゲーセンはギタドラかドラムくらいしかやらないし」



マイト
「君も相変わらずだな」



フリックル
「この話は今度身内が集まったときにするとして・・」



トゥルース
「この勢いだと、
クリスマスはゲームセンターで過ごしそうな感じですね」



フリックル
「う」



マイト
「まあ良いじゃないか。
楽しければ」



フリックル
「・・今日はヤケ酒しよっかな」



トゥルース
「えぇ;」



フリックル
「トゥルースも付き合ってよ」



トゥルース
「これって自然に終わりって感じじゃあ」



マイト
「ふ・・仕方ないな。
俺も嫁がいないし、
付き合ってあげるよ」



フリックル
「ありがとぅ兄ちゃん」



トゥルース
「良いのかな・・これって」



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