14/12/31
第74回
「2014年は色々ありましたとさ」






フリックル
「ブレストリッパー!」



コタロー
「いえーい」



フリックル
「つーことで
今年最後のブレストリッパーがやってきました。
お相手はこのオレフリックルと」



コタロー
「コタローが務めさせてもらいます。
よろしくお願いします」



フリックル
「早速今日のゲスト。
どうぞー」



ジック
「こんばんは」



ヨイチ
「こんばんはっ」



コタロー
「早速お名前をどうぞ」



ジック
「ブレイジング・ライクバーン、20です。
通称ジック、よろしくー」



ヨイチ
「同じく20歳のヨイチですっ。
よろしくお願いしますー」



コタロー
「なんか二人とも
テンション低くない?」



ジック
「え」



ヨイチ
「ボクは普通だけど、
ジック君は今年もいい女見つからなかったって
嘆いてたよ」



ジック
「バカヤロウ余計なこと言うな」



フリックル
「しょっぱなからそれかよ」



ジック
「うっせぇ・・
お前らに俺の気持ちなんてわかるかよ」



フリックル
「心配すんな。
オレはすっげぇわかるから」



ジック
「兄貴・・」



フリックル
「さあジック、
オレの胸に飛び込め!」



ジック
「それは勘弁。
情けなくて涙も引っ込むし」



フリックル
「ノリ悪いぞお前」



ヨイチ
「小芝居自体無理あるよぉ」



コタロー
「二人とも相変わらずだね」



ジック
「相変わらず過ぎて萎える・・
大学こそ順調だけど」



コタロー
「何大学だっけ」



ジック
「美大」



フリックル
「美大かぁ。
お前前から美大行きたいって言ってたもんな」



ジック
「中学んときから美術部入ってたしね」



ヨイチ
「ボク一つ思ったことがあるんだけどさ、
ジック君ってヌード姿の女の人描くときって、
凄く冷静に描いてるよね」



フリックル
「そうなの?」



ジック
「そりゃあデッサン中だもの。
色気と絵は別もんとして考えてるから」



ヨイチ
「そこが凄いよねぇ。
ジック君普段はスケベなのに、
ああいうときは見た目通り冷静にいられるんだもの」



コタロー
「スイッチの切り替えがはっきりしてるってことかな」



ヨイチ
「その前に、
はっきりスケベっていうのはやめてくれよ。

本当のことだから認めるけど」



ヨイチ
「今だからこそ
高校生らしいノリだなって思えるけどね」



ジック
「俺はわかりやすいから良いじゃん。

コタローなんて全然ノってくれないんだもん」



コタロー
「え、オイラ?」



ジック
「そうだよ。
時折エロ本持ってきても、
コタロー全然目も向けてくれねぇし」



コタロー
「そんなこと言われてもなあ・・
あんなの恥ずかしくて見てらんないし」



ジック
「そこだよ、お前のノリの悪さ」



コタロー
「えぇ・・」



ヨイチ
「火の粉降りかかっちゃったね」



ジック
「そんなコタローだけど、
暫く見ないうちにずいぶんイケメンになったじゃん」



コタロー
「またそこに触れるのか・・」



フリックル
「その辺にしとけよ。
コタロー可愛そうじゃん」



ヨイチ
「大丈夫だよ、
ボク達と系統違うけど
仲良いしね」



フリックル
「そういうことじゃないんだけど」



ジック
「まあ良いや」



ヨイチ
「そういえばジック君、
昨日はコミケどうだったの?」



ジック
「コミケ?
うん相変わらず人ゴミにまみれてきた」



ヨイチ
「ジック君毎年行ってるものねぇ」



コタロー
「コミケって行くったことないんだけど、
そんなに凄いの?」



ジック
「あぁ凄いよ。
一つの建物に一つの国の住民が住み着いてる感じ」



フリックル
「凄い例え方するな」



ヨイチ
「それに国って言っても
大きな島に数万人しか住んでないところもあるじゃない」



ジック
「細かいって。
例えなんだから」



コタロー
「人数で言うとどのくらい人集まってるの?」



ジック
「一日15,6万人くらいだから・・」



コタロー
「え、そんなに人来んの!?」



ジック
「来る来る。
流石にこんだけの人数が一気に会場に入るわけじゃないけどな。

そんでそれが3日続くから・・
50万人くらいかな」



コタロー
「駄目だ、
海で想像したらオイラとても泳ぐ気になれない」



ヨイチ
「なんで海なの?」



フリックル
「確かに夏の湘南とかは凄い人だけどな」



ジック
「例えとしては間違ってないよ。
湘南も国際展示場も
夏はどエライから」



コタロー
「そんなところに
よく行けるね・・ジック」



ジック
「毎年凄まじいぜ。
何度行っても、あの人ごみは慣れない」



ヨイチ
「常時通勤ラッシュに巻き込まれてるようなものだからねぇ」



コタロー
「ヨイチも行ったことあるの?」



ヨイチ
「うんっ、ジック君に誘われて何度か」



フリックル
「オレも行ったことあるけど、
あの人ごみの中で本を買いまくる奴らの
根性を褒め称えたいね」



ヨイチ
「皆欲しいものは欲しいものね」



フリックル
「そんじゃ、
欲しいものにかけて・・
来年の抱負でも決めてみるか」



ヨイチ
「抱負かぁ・・」



フリックル
「オレは・・
いい加減婚活でも始めて
良い人見つけようかなって思ってるけど」



コタロー
「最近リックさんそればっかりっすね」



フリックル
「マテ兄やマイト兄が結婚したとなると
流石のオレも焦るって」



ジック
「マテ兄かぁ」



ヨイチ
「とうとう結婚しちゃったものね。
ボク感動しちゃった」



ジック
「感動っていうか・・
まあ衝撃かな。
あのマテ兄が」



ヨイチ
「あの人今どうしてるんだろう」



ジック
「まだ同棲はしてないって言ってたぜ」



コタロー
「え、それって結婚してないんじゃ」



ジック
「別居婚だってあるんだから、
おかしいことじゃねぇよ」



フリックル
「それもそうだけど、
まさかオレらの親戚とくっつくとは思わなかったよな」



コタロー
「親戚って?」



ジック
「コタロー妹いるじゃん」



コタロー
「あぁ、夏日のこと?」



ジック
「そうそう。
その妹の子のクラスメイトのイーブイの姉貴がそうだよ」



コタロー
「そうだよって言われてもな・・」



フリックル
「そもそもうちらの親戚って無数にいまくってるから、
把握できないのもそりゃいるさ」



ヨイチ
「親戚同士なら結婚できるって聞いたけど、
いまいちパッとしませんよね」



フリックル
「時々紛らわしいのは
マテ兄もヨイチも親戚と間違えちまうことだぜ」



ヨイチ
「それはイーブイズの宿命だから
仕方ないですよ」



フリックル
まあこの話は置いとくか。

コタローはある?来年の抱負」



コタロー
「オイラか・・」



ジック
「コタローはあれだろ。
人並みにスケベになりたい」



コタロー
「え”、そんなこと言ってないよ」



ヨイチ
「でもコタロー君
女の人の裸想像するとすぐ上がっちゃうよね」



ジック
「うん、男らしくない」



コタロー
「仕方ないじゃん・・そういう体質なんだから」



ジック
「正吉はちょっとずつ興味は持ってくれていたけど、
お前相変わらずだもんな」



フリックル
「損とは言わないけど、
コタローも女と付き合うようになったら
相応の覚悟はした方がいいよ。
・・覚悟っていうのもなんだけど」



コタロー
「覚悟って」



フリックル
「あ、そういやコタロー女いたんだっけ。
どうよ、進行状況」



ヨイチ
「えぇ、コタロー君彼女いたんだぁ。
それもびっくり」



ジック
「マジかよ!?」



コタロー
「進行って・・
普通っすよ」



ジック
「マテ兄もそうだけど
何でお前みたいな野郎に女が寄りかかってくんだよ。
ざけんな!」



コタロー
「良いじゃないか!
何したってオイラの勝手だし」



ヨイチ
「それはそれで凄いやりたい放題にも聞こえるよ」



コタロー
「う」



ジック
「まあ良いや・・
俺そんなにガキっぽくないし。
付き合ってるからには絶対ゴールしろよ。

無理ならせめて惨めな別れ方だけはやめとけよ」



コタロー
「話進みまくってるじゃないか」



フリックル
「良かったなぁ。
こんなに優しい親友に恵まれて」



コタロー
「はぁ・・何がなんだか」



フリックル
「てーわけで。
残念ながら時間がやって参りました」



ジック
「もう終わり?
俺らの抱負は聞かないのかよ」



フリックル
「ジックもオレと同じで
良い女探したい、じゃないの?」



ジック
「合ってる」



コタロー
「そうだったのか」



ヨイチ
「ボクもマテライトさんやコタロー君に負けないように
もっと頑張りたいなぁ・・いろんな意味で」



フリックル
「無事に話がまとまったところで、
今年のブレストリッパーはこれでおしまい!

2年も空いちまったけど、
来年もグダグダ放送していくんでよろしく」



ヨイチ
「グダグダじゃあいつになるかわからないですよ」



フリックル
「このラジオがグダグダって意味だよ」



コタロー
「似たようなものだと思うっす」



フリックル
「じゃあ、今日はこれにて。

皆良いお年を!!」



コタロー
「良いお年をー!」







※来年もTRIPPERを
どうぞ、よろしくお願い致します(_ _


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